愛犬が年を重ね、少しずつ体の変化が見られるようになると「介護」という言葉が頭をよぎることがあります。でも心配しすぎる必要はありません。適切な介護グッズ🛒を活用すれば、シニア犬も飼い主さんも快適に過ごせます。
この記事では、老犬介護の経験者や獣医師が厳選した介護グッズ20選をカテゴリ別にご紹介します。愛犬の状態に合わせて、必要なものから少しずつ揃えていきましょう。
老犬介護グッズを選ぶ前に知っておきたいこと
介護が必要になるサイン

シニア犬の介護準備を始めるタイミングは、以下のようなサインが見られたときです。
立ち上がるのに時間がかかる、ふらつく
散歩を嫌がる、すぐに疲れる
段差の上り下りを躊躇する
トイレ🛒の失敗が増える
食事に時間がかかる、こぼすことが増える
これらのサインに気づいたら、早めにシニア犬の老化サインをチェックし、必要な対策を始めましょう。
グッズ選びの基本原則

老犬介護グッズを選ぶ際は、以下の3つのポイントを意識してください。
愛犬の現在の状態に合わせる:必要以上に大げさなものは不要です
使いやすさを重視:飼い主さんが毎日使うものなので、扱いやすいものを
衛生面を考慮:洗える🛒もの、清潔に保てるものを選ぶ
シニア犬との暮らしは、適切な準備があれば穏やかで幸せな時間になります。
【歩行サポート】移動を助けるグッズ4選
足腰が弱ってきたシニア犬の移動をサポートするグッズは、介護の基本です。犬用介護ハーネスの選び方を参考に、愛犬に合ったものを選びましょう。
1. 歩行補助ハーネス
後ろ足や前足の筋力が低下した犬の歩行をサポートするハーネス🛒です。お腹の下に入れて持ち上げるタイプや、体全体を支えるフルボディタイプがあります。
選び方のポイント:
前足用・後ろ足用・全身用から愛犬の状態に合わせて選ぶ
装着が簡単なワンタッチタイプがおすすめ
肌に優しいソフトパッド付きを選ぶ
トンボ(学生服メーカー)が開発した歩行補助ハーネスは、ボタンで調整できて装着も簡単と人気です。
2. 犬用車椅子
後ろ足が完全に動かなくなった場合や、リハビリ目的で使用する車椅子です。2輪タイプと4輪タイプがあり、愛犬の状態に合わせて選べます。
メリット:
自力で移動できる喜びを維持できる
筋力維持のリハビリ効果も期待できる
床ずれ予防にもつながる
3. ペットカート・バギー
ペットカートは老犬の散歩に活躍します。行きはカート🛒で、帰りは少し歩かせるなど、体力に合わせた使い方ができます。
おすすめの使い方:
散歩の行き帰りどちらかをカートで
遠出のお出かけに
動物病院への移動に
エアバギーやピッコロカーネなど、大型犬にも対応した製品があります。
4. 犬用靴・ブーツ
滑りやすいフローリング🛒での転倒防止や、足先の保護に役立ちます。特に関節に問題を抱えるシニア犬には、滑り止め効果のある靴がおすすめです。
シニア犬の運動は無理なく続けることが大切。これらのグッズを活用して、愛犬のペースに合わせた散歩を楽しみましょう。
【床ずれ・睡眠】快適な休息のためのグッズ4選
シニア犬は寝ている時間が長くなります。床ずれ防止マットの選び方を参考に、快適な寝床を用意しましょう。
5. 床ずれ防止マット
長時間同じ姿勢で寝ていると、体の骨が出っ張った部分(肩、腰、足首など)に圧力がかかり、床ずれを起こすことがあります。獣医師によると、犬は短時間で床ずれ🛒を起こすこともあるため、予防が重要です。
高反発 vs 低反発:
高反発:体圧分散に優れ、寝返りが打ちやすい
低反発:手足をバタバタさせる犬に向いている
2層構造:両方のメリットを兼ね備えた製品も
通気性が良く、洗えるカバー付きのものがお手入れしやすくおすすめです。
6. 介護用ベッド
老犬が快適に眠れるベッドは、低床設計で入り口が低いものが理想的です。約5cm🛒程度の低さなら、足腰が弱った犬でも楽に乗り降りできます。
7. ドーナツ型クッション
床ずれができやすい顔や肩、足の付け根などの下に敷いて使います。穴の部分に骨の出っ張りがくるようにセットすることで、圧迫を軽減できます。
8. 防水シーツ
粗相が増えてきた場合に備えて、ベッド🛒の上に敷いておくと安心です。洗濯機で洗えるタイプを選べば、清潔を保ちやすくなります。
痛みを我慢しているサインが見られたら、寝床の見直しも検討しましょう。
【排泄ケア】おもらし・トイレの悩みを解決するグッズ4選
シニア犬になると、排泄の失敗が増えることがあります。老犬用おむつの選び方を参考に、愛犬と飼い主さんの両方が快適に過ごせる製品を選びましょう。
9. 犬用おむつ
老犬の排泄ケアの基本アイテムです。専門家によると、おむつ🛒が必要になるタイミングは以下の通りです。
トイレの失敗が増えてきた
寝たきりになった
認知症でトイレの場所がわからなくなった
サイズ選びのコツ:
ウエストに指が2本入る程度が理想
オス犬はお腹側までカバーするタイプを
女の子用でうんちもキャッチしたい場合はサイズアップ
10. マナーパンツ
布製で繰り返し使えるタイプです。紙おむつ🛒より経済的で、肌触りも優しいのが特徴。中にパッドを入れて使用します。
11. 尿とりパッド
おむつやマナーパンツの中に入れて使う、追加の吸収パッドです。隙間からの漏れ防止や、吸収力アップに効果的です。
12. 洗えるトイレマット
トイレ周りに敷いておくと、はみ出しや汚れを防げます。丸洗いできるタイプを選べば、清潔を保ちやすいです。
シニア犬の失禁対策について詳しく知りたい方は、関連記事もご覧ください。
【食事サポート】食べやすさを助けるグッズ4選
獣医師が解説するシニア犬の食事介助によると、高齢犬は飲み込む力が弱くなるため、食事姿勢の工夫が大切です。
13. フードスタンド・食器台
床に置いた食器で食べると、首や肩、足腰に負担がかかります。動物病院おすすめの介護グッズでも、食器台🛒は必須アイテムとして紹介されています。
高さの目安:
犬の体高より10cm程度低い位置が理想
肩の高さに食器がくるように調整
少し首を前に傾ければ食べられる角度
14. 傾斜付き食器
15度程度の傾斜がついた食器は、フードが手前に集まりやすく、最後まで食べやすい設計です。首を下げる角度も浅くなるため、飲み込みやすくなります。
15. フィーダーシリンジ
自力で食べられなくなった場合に、すりつぶしたフードや流動食を与えるための道具です。少量ずつ口に入れてあげることで、誤嚥を防ぎます。
16. 介護用スプーン
シリンジよりも柔らかい食感のフード🛒を与えたい場合に便利です。少量ずつすくって、愛犬のペースに合わせて給餌できます。
老犬の食事管理も合わせてチェックして、シニア期に必要な栄養について知っておきましょう。
【段差対策】関節に優しい昇り降りグッズ2選
ソファやベッドへの昇り降り、玄関の段差など、シニア犬にとって段差は関節への大きな負担になります。ペットステップ・スロープの選び方を参考に、愛犬に合ったものを選びましょう。
17. ドッグスロープ
なだらかな坂を上る構造のため、関節への負担が少ないのが特徴です。特に足腰の弱い老犬や、胴長短足の犬種におすすめです。
選び方のポイント:
傾斜24度程度のゆるやかなものを
表面が滑りにくい素材を
高弾性ウレタンなど適度な硬さがあるもの
18. ペットステップ
階段状の製品で、まだ足を高く上げられる元気なシニア犬に向いています。ただし、下りるときは関節に負担がかかるため、スロープ🛒のほうがより安全です。
バリアフリー化した住環境づくりと合わせて、愛犬に優しい生活空間を整えましょう。関節ケアについても確認しておくと安心です。
【認知症・徘徊対策】安全を守るグッズ2選
認知症(CDS)になると、夜中に歩き回ったり、家具にぶつかったりすることがあります。専門家監修の徘徊対策を参考に、安全な環境を整えましょう。
19. 円形・多角形サークル
四角形のサークル🛒だと、角で行き詰まって不安になることがあります。円形や六角形など角度の大きいサークルなら、ぐるぐる歩き回っても安全です。
設置のポイント:
床にはカーペットやラグを敷いて滑り防止
壁面にクッション材を取り付けると安心
食器は壁際に置かない(行き詰まり防止)
20. ぶつかり防止クッション
壁や家具の角に取り付けて、ぶつかったときのケガを防ぎます。連結できるタイプなら、簡易サークル🛒としても使えます。
認知症の症状チェックと対処法について詳しく知りたい方は、関連記事をご覧ください。
老犬介護グッズを使う際の注意点
老犬ケアの専門サイトでも強調されているように、介護グッズは正しく使うことが大切です。
愛犬の状態に合わせて選ぶ
「まだ元気なのに大げさなものを使う必要はない」というのも事実です。愛犬の現在の状態をよく観察し、本当に必要なものから揃えていきましょう。
無理に使わない
新しいグッズを嫌がる場合は、無理に使い続けないでください。少しずつ慣らしていくか、別の製品を試してみましょう。
衛生管理を徹底する
おむつ🛒やマット類はこまめに交換・洗濯し、清潔を保ちましょう。不衛生な状態は皮膚トラブルや感染症の原因になります。
獣医師に相談する
介護が必要になったら、定期的な健康診断を受けて、獣医師のアドバイスをもらいましょう。病気が隠れている可能性もあります。
まとめ:愛犬の状態に合った介護グッズで快適な毎日を
今回ご紹介した老犬介護グッズ20選をカテゴリ別にまとめると:
| カテゴリ | グッズ |
|---|---|
| 歩行サポート | 歩行補助ハーネス、車椅子、ペットカート、犬用靴 |
| 床ずれ・睡眠 | 床ずれ防止マット、介護ベッド、ドーナツクッション、防水シーツ |
| 排泄ケア | おむつ、マナーパンツ、尿とりパッド、トイレマット |
| 食事サポート | フードスタンド、傾斜付き食器、シリンジ、スプーン |
| 段差対策 | スロープ、ステップ |
| 認知症対策 | 円形サークル、ぶつかり防止クッション |
介護グッズは「必要になってから」ではなく「必要になりそうなタイミング」で準備を始めるのがおすすめです。愛犬の変化に気づいたら、少しずつ揃えていきましょう。
シニア犬との暮らしは、決して大変なことばかりではありません。適切なグッズと愛情があれば、愛犬と過ごす時間はかけがえのない宝物になります。今日からできることを、一つずつ始めてみませんか?





