「うちの子🛒は室内飼いだから寄生虫の心配はない」と思っていませんか?実は、室内犬でもノミやダニ、フィラリアなどの寄生虫に感染するリスクがあります。室内環境はノミにとって快適な繁殖場所であり、蚊は網戸の隙間からも侵入します。
この記事では、室内犬でも寄生虫予防が必要な理由、主な感染経路、効果的な予防方法について詳しく解説します。愛犬の健康を守るため、正しい知識を身につけましょう。
室内犬でも寄生虫に感染する理由
室内飼いの犬でも、さまざまな経路で寄生虫に感染する可能性があります。「外に出ないから安全」という考えは危険です。

飼い主が持ち込む寄生虫
最も多い感染経路の一つが、飼い主🛒の衣服や靴に付着したノミの卵や幼虫です。外出先で草むらや公園を歩いた際に、知らずにノミを持ち帰ってしまうことがあります。玄関から室内に入り込んだノミは、温かい室内で急速に繁殖を始めます。
散歩中の感染リスク
室内犬でも毎日の散歩は欠かせません。散歩中に藪や草むらに近づくと、ノミやダニが犬の体に付着する可能性があります。特に春から秋にかけての季節は、外部寄生虫が活発に活動する時期です。

室内環境がノミに最適
現代の住宅環境は、ノミにとって理想的な繁殖条件を備えています。ノミは室温18〜27℃、湿度75〜85%を好み、エアコンや加湿器で管理された室内は通年でノミが生息できる環境となっています。
| 感染経路 | リスクレベル | 対策 |
|---|---|---|
| 飼い主の衣服・靴 | 高い | 帰宅時の靴の管理、衣服の払い落とし |
| 散歩中の接触 | 中〜高 | 草むらを避ける、予防薬の投与 |
| 室内での繁殖 | 中 | 定期的な掃除、寝具の洗濯 |
| 他のペットから | 中 | 全頭への同時予防 |
フィラリア感染のリスク
室内犬でもフィラリア(犬糸状虫)感染のリスクはゼロではありません。フィラリアは蚊が媒介する寄生虫であり、完全に室内に蚊の侵入を防ぐことは困難です。
蚊は室内にも侵入する
蚊は網戸の隙間、玄関の開閉時、換気口などから室内に侵入します。私たち人間も室内で蚊に刺されることがあるように、室内犬も蚊に刺されるリスクがあります。蚊は気温14度以上で吸血活動を開始するため、春から秋にかけては特に注意が必要です。
フィラリア症の恐ろしさ
フィラリア症は命に関わる深刻な病気です。フィラリアの成虫は犬の心臓や肺動脈に寄生し、咳、呼吸困難、運動不耐性などの症状を引き起こします。重症化すると心不全を起こし、死に至ることもあります。しかし、予防薬を正しく投与すれば100%予防可能な病気でもあります。
室内でのノミ繁殖サイクル
ノミが室内に入り込むと、想像以上の速さで繁殖します。室内に見える成虫は、実は全体のわずか5%に過ぎません。
目に見えない95%の脅威
ノミの成虫は1日に約50個の卵を産みます。その卵はカーペット、ソファ、犬用ベッド🛒などに落ち、数日で幼虫に孵化します。幼虫は暗い場所を好み、カーペット🛒の繊維や家具の隙間に潜んで成長します。室内には成虫の数十倍もの卵、幼虫、蛹が存在しており、これらが新たな感染源となります。
駆除の難しさ
一度室内にノミが繁殖すると、完全に駆除するには数ヶ月かかることもあります。成虫を駆除しても、蛹の状態で休眠しているノミが次々と羽化してくるためです。予防をせずに駆除だけを行っても、いたちごっこになってしまいます。
室内犬に推奨される予防対策
室内犬の寄生虫予防には、薬による予防と環境対策の両方が重要です。
予防薬の種類と選び方
予防薬には複数のタイプがあり、愛犬に合ったものを選ぶことが大切です。
| 予防薬タイプ | 特徴 | 投与頻度 |
|---|---|---|
| 内服薬(チュアブル) | 食べるタイプ、おやつ感覚で与えられる | 月1回 |
| スポットオン(滴下) | 首筋に滴下、皮膚から吸収 | 月1回 |
| 注射 | 動物病院で接種、長期効果 | 年1回 |
| オールインワン製剤 | ノミ・ダニ・フィラリアを同時予防 | 月1回 |
最近では、ノミ・ダニとフィラリア、さらに回虫などの内部寄生虫も同時に予防できるオールインワン製剤が人気です。毎月の投与を忘れにくく、室内犬にも便利な選択肢となっています。
環境の清潔維持
予防薬と並んで重要なのが、室内環境の清潔維持です。以下の対策を習慣化しましょう。
犬用ベッド🛒やブランケットの週1回以上の洗濯(60℃以上が効果的)
カーペットやソファへの毎日の掃除機がけ
部屋の隅やカーテンの下など、卵が隠れやすい場所の重点清掃
定期的な換気と適度な湿度管理
よくある質問(FAQ)
Q: 完全室内飼いでも本当に予防薬が必要?
はい、必要です。飼い主🛒の衣服や靴から持ち込まれるノミ、網戸から侵入する蚊など、完全に寄生虫を防ぐことは不可能です。予防薬は「保険」と考え、定期的に投与することをお勧めします。
Q: 予防薬はいつからいつまで必要?
地域によって異なりますが、一般的にフィラリア予防は蚊が出始める1ヶ月後から、蚊がいなくなった1ヶ月後まで必要です。近年の温暖化により、通年予防を推奨する獣医師も増えています。ノミ・ダニは通年で予防が理想的です。
Q: 室内犬でも毎年の検査は必要?
フィラリア予防薬を投与する前には、毎年の血液検査が推奨されます。万が一感染していた場合、予防薬投与によりショック症状を起こす危険があるためです。
Q: 予防薬の費用はどのくらい?
犬の体重や製品によって異なりますが、月に1,000〜3,000円程度が目安です。フィラリア症の治療費は数十万円になることもあるため、予防は経済的にも賢い選択です。
まとめ
室内犬であっても、寄生虫予防は欠かせません。飼い主が持ち込むノミ、室内に侵入する蚊、快適な室内環境での繁殖など、室内犬特有のリスクが存在します。予防薬の定期投与と環境の清潔維持を組み合わせ🛒、愛犬を寄生虫から守りましょう。
寄生虫対策の基本については、犬の寄生虫対策:予防が愛犬を守るもあわせてご覧ください。また、ノミの健康被害やフィラリア症についても理解を深めておくことをお勧めします。





