愛犬の緊急事態は、予告なく突然やってきます。深夜の急な体調不良、散歩中の事故、誤飲事故など、一刻を争う状況で慌てふためいてしまい、どこに連絡すればよいのか分からなくなってしまうことは珍しくありません。そんな時のために、普段から緊急連絡先リストを作成し、すぐに取り出せる場所に保管しておくことが、愛犬の命を守る重要な備えとなります。
本記事では、犬の緊急時に備えた連絡先リストの作り方、リストに含めるべき情報、そして実際の緊急時にどのように活用するかについて詳しく解説します。緊急事態が起こる前に、しっかりと準備を整えておきましょう。
なぜ緊急連絡先リストが必要なのか
緊急時には、飼い主自身がパニック状態になり、冷静な判断ができなくなることがあります。普段は簡単に思い出せるかかりつけの動物病院🛒の電話番号でさえ、緊急時には頭から抜け落ちてしまうことも少なくありません。

Anicli24(アニクリ24)のような24時間365日対応の獣医師電話相談サービスを利用することで、緊急時の初期対応について専門家のアドバイスを受けることができます。しかし、その連絡先を知らなければ、せっかくのサービスも活用できません。
事前に整理された緊急連絡先リストがあれば、慌てることなく適切な連絡先にすぐにアクセスでき、愛犬の命を救う貴重な時間を無駄にせずに済みます。緊急連絡先リストは、愛犬の安全を守るための「命綱」なのです。
緊急連絡先リストのメリット
緊急連絡先リストを作成することには、以下のような多くのメリットがあります。

時間の節約: 緊急時に電話番号を探す時間を大幅に短縮できます。一刻を争う状況では、この数分の差が愛犬の予後を大きく左右することもあります。
パニックの軽減: 事前に準備されたリストがあることで、精神的な安心感が得られ、冷静な対応が可能になります。
家族との情報共有: リストを家族全員で共有することで、飼い主本人が不在の時でも、他の家族が適切に対応できます。
ペットシッターへの情報提供: 旅行や出張で愛犬を預ける際、ペットシッターや預かり先に緊急連絡先を提供できます。
緊急連絡先リストに含めるべき情報
効果的な緊急連絡先リストには、単に電話番号🛒を羅列するだけでなく、緊急時に必要となる様々な情報を整理して記載する必要があります。
1. かかりつけ動物病院の情報
最も重要なのは、普段から通っているかかりつけ動物病院の詳細情報です。
記載すべき項目:
病院名
電話番号(診療時間内・診療時間外の両方)
住所(カーナビ用の正確な住所)
診療時間(平日・土日祝日)
休診日
担当獣医師名
駐車場の有無と場所
病院までの所要時間(自宅から車で何分か)
かかりつけ病院は、愛犬の病歴や体質を把握しているため、緊急時でも的確な診断と治療が期待できます。杉並区獣医師会が推奨するように、日頃から信頼できるかかりつけ医を持つことが緊急時の備えの基本です。
2. 夜間・休日対応の救急動物病院
かかりつけ病院が休診の時間帯に対応できる、夜間・休日診療の動物病院の情報も必須です。
記載すべき項目:
病院名
24時間対応の電話番号
住所
診療時間(何時から何時まで対応か)
事前連絡の要否(ほとんどの夜間救急病院は事前連絡必須)
診療可能な動物の種類
対応可能な症状(一部の病院は重症例のみ対応)
料金体系(夜間料金の目安)
ひがし東京夜間救急動物医療センターやTRVA夜間救急動物病院など、お住まいの地域の夜間救急病院を事前にリサーチしておきましょう。全国夜間救急動物病院検索サイトを活用すれば、地域ごとの夜間対応病院を簡単に見つけられます。
重要な注意点: 夜間救急動物病院は必ず事前に電話連絡してから向かってください。連絡なしにいきなり来院しても受付してもらえない場合がほとんどです。
3. 中毒・誤飲相談窓口
チョコレート、玉ねぎ、キシリトール、人間用の薬など、犬にとって有毒な物質を誤飲した場合、すぐに専門家に相談できる窓口の情報も重要です。
記載すべき項目:
相談窓口の名称
24時間対応の電話番号
相談可能な内容
料金(無料か有料か)
誤飲・誤食の対処法によると、誤飲後1~2時間以内の催吐処置が適切な対応である場合がありますが、逆に吐かせるのが危険な物質もあります。専門家に相談することで、適切な初期対応を知ることができます。
4. 愛犬の基本情報
緊急時に病院で聞かれる情報を、あらかじめまとめておくと便利です。
記載すべき項目:
犬の名前
犬種
性別・去勢/避妊の有無
生年月日・年齢
体重(直近の測定値)
マイクロチップ番号
既往歴(過去の病気や手術歴)
現在服用中の薬
アレルギー🛒・食物不耐性
予防接種履歴
保険加入状況(ペット保険の証券番号)
5. その他の重要な連絡先
以下の連絡先も、状況に応じて必要となる場合があります。
家族・親族の連絡先:
配偶者の携帯番号
緊急時に頼れる家族や友人
かかりつけ病院以外の選択肢:
セカンドオピニオンを求めたことのある病院
専門診療科のある高度医療センター
ペット関連サービス:
ペットシッター
ペットタクシー(大型犬で自家用車に乗せられない場合)
ペット保険会社のカスタマーサポート
行政機関:
保健所(迷子や咬傷事故の場合)
動物愛護センター
緊急連絡先リストの作成方法
効果的な緊急連絡先リストを作成するための、具体的な手順を解説します。
ステップ1: 情報の収集
まず、必要な情報を漏れなく集めます。
かかりつけ病院: 診察券や病院のウェブサイトから情報を確認
夜間救急病院: 川崎市獣医師会など地域の獣医師会サイトや夜間救急病院検索サイトで調査
中毒相談窓口: インターネットで検索し、信頼できる相談先を確認
愛犬の情報: 診察券、ワクチン証明書、保険証券などから収集
ステップ2: リストの形式を決める
緊急連絡先リストは、複数の形式で作成しておくと安心です。
紙のリスト:
A4用紙1枚にまとめ、見やすいフォントで印刷
冷蔵庫、玄関、愛犬のケージ🛒の近くなど、複数箇所に掲示
財布に入るサイズのカード版も作成
デジタル版:
スマートフォンのメモアプリやドキュメントアプリに保存
家族全員で共有できるクラウドストレージに保存
スマホの「緊急連絡先」機能に登録(ロック画面からアクセス可能)
写真として保存し、オフラインでも閲覧可能にする
ステップ3: リストの構成
優先順位を考えて、情報を整理します。
推奨される構成:
``` ======================================== 犬の緊急連絡先リスト 作成日: 20XX年XX月XX日 ========================================
【愛犬の基本情報】 名前: ポチ 犬種: 柴犬 年齢: 5歳(20XX年XX月XX日生まれ) 体重: 10kg マイクロチップ: 392XXXXXXXXXX 既往歴: 特になし 現在の薬: なし アレルギー: 鶏肉 ペット保険: ○○ペット保険(証券番号: XXXXXX)
======================================== 【1. かかりつけ動物病院】 病院名: ○○動物病院 電話: 03-XXXX-XXXX 住所: 東京都○○区○○ X-X-X 診療時間: 平日 9:00-19:00 / 土日 9:00-17:00 休診日: 水曜日・祝日 担当医: △△先生 駐車場: あり(病院裏側) 所要時間: 車で約10分
======================================== 【2. 夜間・休日救急病院】 病院名: ○○夜間救急動物病院 電話: 03-XXXX-XXXX(24時間対応) 住所: 東京都○○区○○ X-X-X 診療時間: 20:00~翌朝6:00(年中無休) ※必ず事前に電話してから来院すること 所要時間: 車で約25分
======================================== 【3. 中毒・誤飲相談】 Anicli24(獣医師電話相談) 電話: 03-XXXX-XXXX 24時間365日対応
======================================== 【4. 家族の連絡先】 配偶者: 090-XXXX-XXXX 母: 080-XXXX-XXXX 友人(犬飼い): 070-XXXX-XXXX
======================================== 【5. その他】 ペットシッター: 090-XXXX-XXXX ペットタクシー: 03-XXXX-XXXX 保険会社: 0120-XXX-XXX ======================================== ```
ステップ4: 定期的な更新
緊急連絡先リストは、作成して終わりではありません。定期的に情報を見直し、更新する必要があります。
更新が必要なタイミング:
引っ越しをした時
かかりつけ病院を変更した時
愛犬の体重が大きく変化した時
新しい病気が見つかった時
服用する薬が変わった時
ペット保険を変更・解約した時
家族の電話番号が変わった時
推奨される更新頻度: 最低でも年に2回(春と秋など)は内容を確認し、必要に応じて更新しましょう。更新した日付をリストに記入しておくと、次回の更新時期の目安になります。
緊急連絡先リストの保管場所
せっかく作成したリストも、緊急時にすぐに取り出せなければ意味がありません。以下の場所に保管することをおすすめします。
自宅での保管場所
冷蔵庫のドア: 緊急時に最も目につきやすい場所の一つです。磁石で固定し、家族全員が知っている場所に貼りましょう。
玄関: 愛犬を病院に連れて行く際、必ず通る場所なので、確認しながら出発できます。
愛犬のケージ🛒やトイレの近く: 愛犬の生活スペースの近くに置いておけば、緊急時にすぐ手に取れます。
電話の近く: 固定電話を使う場合、すぐに電話番号を確認できます。
救急箱の中: 犬の応急処置セットと一緒に保管しておくと、緊急時にまとめて持ち出せます。
デジタルでの保管
スマートフォン: 写真として保存するだけでなく、連絡先アプリに「緊急-動物病院」などの名前で登録しておきましょう。
クラウドストレージ: Google Drive、Dropbox、iCloudなどに保存し、家族全員がアクセスできるようにします。
スマートウォッチ: Apple WatchやAndroidスマートウォッチに連絡先を同期させておけば、スマホを探す手間も省けます。
外出時の保管
財布に携帯用カード: 名刺サイズに印刷したものを常に携帯します。
車のダッシュボード: 愛犬と車で外出することが多い場合、車内にもコピーを置いておきましょう。
首輪🛒のタグ: 愛犬の首輪に、飼い主の連絡先とかかりつけ病院の電話番号を記載したタグをつけておくのも有効です。
実際の緊急時にリストを活用する方法
緊急連絡先リストは、実際にどのように活用すればよいのでしょうか。状況別に解説します。
症状別の連絡先選択ガイド
すぐに命に関わる状況(呼吸困難、意識がない、大量出血など):
まず最も近い救急病院に電話
電話で症状を伝え、来院の許可を得る
すぐに病院へ向かう
誤飲・中毒が疑われる場合:
中毒相談窓口に電話
何を、いつ、どれくらい飲み込んだか伝える
指示に従い、必要なら病院へ
夜間・休日の体調不良:
症状の緊急度を判断(緊急度の判断基準を参照)
緊急性が高い場合は夜間救急病院に電話
様子を見られる場合は翌朝かかりつけ病院へ
通常の診療時間内:
まずかかりつけ病院に電話
症状を伝え、指示を仰ぐ
必要に応じて来院
電話で伝えるべき情報
緊急時に病院に電話する際は、以下の情報を簡潔に伝えましょう。
飼い主の名前と連絡先
犬の名前、犬種、年齢、体重
現在の症状(いつから、どのような症状か)
既往歴や服用中の薬
来院までの所要時間
これらの情報は、緊急連絡先リストにまとめてあるので、リストを見ながら落ち着いて伝えることができます。
家族全員での情報共有
緊急連絡先リストは、飼い主本人だけが知っていても意味がありません。家族全員が以下のことを理解しておく必要があります。
リストの保管場所
リストの見方
緊急時の基本的な対応手順
自分が対応する場合の役割分担
定期的に家族で「緊急時シミュレーション」を行い、実際に緊急連絡先リストを使って電話をかける練習をしておくと、いざという時に慌てずに対応できます。
よくある質問(FAQ)
夜間救急病院には必ず電話してから行くべきですか?
はい、必ず事前に電話してください。夜間救急動物病院の利用方法で詳しく解説していますが、事前連絡なしで来院しても受付してもらえない病院がほとんどです。電話で症状を伝えることで、病院側も受け入れ準備ができ、適切な処置をスムーズに受けられます。
スマホだけに保存しておけば十分ですか?
いいえ、スマホだけの保存は危険です。スマホのバッテリー切れ、故障、紛失などで情報にアクセスできなくなる可能性があります。必ず紙のリストも作成し、自宅の複数箇所に掲示しておきましょう。また、家族がそれぞれのスマホに保存しておくことで、冗長性を確保できます。
連絡先リストはどのくらいの頻度で更新すべきですか?
最低でも年に2回(6ヶ月ごと)は内容を見直すことをおすすめ🛒します。ただし、引っ越し、かかりつけ病院の変更、愛犬の体重や健康状態の大きな変化があった場合は、その都度すぐに更新してください。更新日をリストに記入しておくと、次回の見直し時期の目安になります。
旅行や出張で愛犬を預ける時、緊急連絡先リストはどうすればよいですか?
ペットシッターやペットホテルに愛犬を預ける際は、緊急連絡先リストのコピーを必ず渡してください。リストには、飼い主本人の旅行先での連絡先(ホテルの電話番号など)も追加しておきましょう。また、かかりつけ病院に事前に連絡し、預け先から連絡が入る可能性があることを伝えておくとスムーズです。
複数の犬を飼っている場合、リストはどうすればよいですか?
犬ごとに基本情報のセクションを分けて作成し、1枚のリストにまとめることをおすすめします。ただし、病歴が複雑だったり、かかりつけ病院が異なる場合は、犬ごとに別のリストを作成した方が分かりやすいこともあります。いずれの場合も、すべてのリストを同じ場所に保管し、緊急時にまとめて持ち出せるようにしておきましょう。
引っ越した時、夜間救急病院の情報はどう探せばよいですか?
夜間・休日の救急動物病院の探し方で詳しく解説していますが、全国夜間救急動物病院🛒検索サイトや、地域の獣医師会のウェブサイトを活用しましょう。また、新しいかかりつけ病院を決める際に、夜間対応の提携病院を確認しておくことも重要です。
中毒・誤飲の相談窓口はどこに連絡すればよいですか?
Anicli24のような24時間365日対応の獣医師電話相談サービスが便利です。また、かかりつけ病院や夜間救急病院でも誤飲相談に対応しています。犬の誤飲対処法を事前に確認し、どのような物質を誤飲したかによって、適切な連絡先を選びましょう。
ペット保険の情報もリストに含めるべきですか?
はい、ぜひ含めてください。ペット保険に加入している場合、証券番号と保険会社のカスタマーサポート電話番号をリストに記載しておきましょう。緊急時の治療費は高額になることがあり、保険適用の確認や事前承認が必要な場合もあります。また、一部の保険会社は24時間の健康相談サービスを提供しているので、その連絡先も記載しておくと便利です。
まとめ
緊急連絡先リストは、愛犬の命を守るための重要な備えです。いざという時に慌てず適切な対応ができるよう、今すぐリストを作成しましょう。
緊急連絡先リスト作成のポイント:
かかりつけ病院、夜間救急病院、中毒相談窓口など、複数の連絡先を網羅する
愛犬の基本情報もまとめておき、電話で迅速に伝えられるようにする
紙とデジタルの両方で作成し、複数箇所に保管する
家族全員で情報を共有し、緊急時の役割分担を決めておく
定期的(最低年2回)に内容を見直し、更新する
緊急事態が起こってから準備を始めるのでは遅すぎます。平時の今こそ、愛犬のための緊急連絡先リストを整備し、災害時の避難準備と合わせて、万全の備えを整えておきましょう。
愛犬の健康と安全を守るために、今日から行動を始めることが大切です。






