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犬との旅行:愛犬と一緒に思い出づくり

愛犬との旅行は、日常では味わえない特別な体験を共有できる貴重な機会です。見知らぬ土地を一緒に歩き、新しい景色を一緒に眺め、普段とは違う環境で過ごす時間は、飼い主と愛犬の絆をより一層深めてくれます。

旅行中のトラブル対処法:ケガ・病気・迷子|愛犬との旅行で起こりうる問題と解決策の画像
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愛犬との旅行は、日常では味わえない特別な体験を共有できる貴重な機会です。見知らぬ土地を一緒に歩き、新しい景色を一緒に眺め、普段とは違う環境で過ごす時間は、飼い主と愛犬の絆をより一層深めてくれます。

日本国内で飼育されている犬の総数は約679万頭にのぼり、全世帯の10%以上が犬を家族として迎えています。こうした背景から、ペットフレンドリーな宿泊施設やサービスは年々増加しており、現在では全国に約2,300件もの愛犬と泊まれる宿が存在します。休日いぬ部などの専門メディアでは、最新のペットフレンドリー情報を随時発信しています。

この記事では、愛犬との旅行を成功させるための準備から、移動手段の選び方、宿泊施設の探し方、そして旅行中のマナーまで、包括的にお伝えします。子犬との暮らしを楽しんでいる方も、シニア犬と暮らしている方も、この記事を参考に愛犬との素敵な思い出づくりを始めてみてください。

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犬との旅行を始める前の準備

愛犬との旅行を楽しむためには、入念な事前準備が欠かせません。健康面の確認から持ち物の準備まで、出発前にしっかりと準備を整えましょう。

健康チェックと予防接種の確認

旅行前には、必ず愛犬の健康状態を確認しましょう。食欲やお腹の調子、皮膚の状態など、普段と変わりがないかをチェックします。体調に不安がある場合は、かかりつけの獣医師に相談してから旅行の可否を判断してください。

多くの宿泊施設やドッグランでは、ワクチン接種証明書の提示が求められます。具体的には以下の書類を用意しておきましょう。

  • 狂犬病予防注射済票:法律で義務付けられている年1回の接種証明

  • 混合ワクチン接種証明書:5種以上の混合ワクチンが一般的

  • 鑑札:市区町村への登録を証明するもの

これらの書類は、普段から首輪🛒に装着しておくか、旅行用のファイルにまとめておくと忘れにくいでしょう。

必須の持ち物チェックリスト

愛犬との旅行では、普段の散歩以上に多くの持ち物が必要になります。持ち物チェックリストを参考に、以下のアイテムを準備しましょう。

証明書類

  • 鑑札・狂犬病予防注射済票

  • 混合ワクチン接種証明書

  • ペット保険証(加入している場合)

トイレグッズ

  • トイレシート(多めに用意)

  • マナーポーチ(消臭機能付きがおすすめ)

  • ウェットティッシュ

  • うんち袋

食事関連

  • 普段食べているフード(環境の変化で食欲が落ちることも考慮して多めに)

  • フードボウル・水入れ

  • おやつ

  • 飲料水

安全・快適グッズ

  • クレートまたはキャリーバッグ

  • リード(予備も含めて2本)

  • 迷子札(名前・連絡先を記載)

  • 普段使っているベッドやブランケット(安心できる匂いがついたもの)

  • 常備薬(必要な場合)

持ち物は「必須のもの」「あると便利なもの」「万が一のためのもの」の3つに分けて整理すると、漏れなく準備できます。

移動手段の選び方:車・電車・飛行機

愛犬との旅行では、移動手段の選択が旅の快適さを大きく左右します。それぞれの特徴を理解し、愛犬に合った方法を選びましょう。

車での移動:最も自由度の高い選択

車での移動は、愛犬との旅行で最もポピュラーな選択肢です。飼い主と一緒に過ごせる安心感があり、休憩のタイミングも自由に決められます。

快適な車移動のポイントは以下の通りです。

  • こまめな休憩:最低でも2時間ごとに休憩を取り、愛犬にトイレと水分補給の機会を与えましょう

  • 車内温度の管理:犬は暑さに弱いため、エアコンは25℃前後の涼しめに設定します

  • 安全対策:ドライブボックスや犬用シートベルト🛒を使用して、急ブレーキ時の安全を確保します

  • 直射日光対策:サンシェードを使用して、愛犬に直射日光が当たらないようにします

最近では、ドッグラン併設のサービスエリアも増えており、長距離ドライブでも愛犬がリフレッシュできる環境が整ってきています。

車酔い対策:快適なドライブのために

犬も人間と同様に車酔いをすることがあります。Honda Dogによると、犬の車酔いは内耳の三半規管への刺激や、慣れない環境へのストレスが原因とされています。

効果的な車酔い対策をまとめました。

出発前の対策

  • 食事は出発の約3時間前に済ませる(空腹でも満腹でも酔いやすい)

  • 乗車前に散歩をして適度に疲れさせる

  • 車内の芳香剤は事前に外し、換気しておく

乗車中の対策

  • ドライブボックス🛒やクレートで体を安定させる

  • 発進・停止はゆっくりと丁寧に操作する

  • カーブでは十分に速度を落とす

  • 窓を少し開けて換気する

車に慣れていない犬には、まずエンジンをかけずに車内で過ごす練習から始め、徐々に短い距離のドライブを重ねていくことで克服できることも多いです。詳しくは車酔い対策の記事もご参照ください。

新幹線・電車での移動ルール

公共交通機関を利用する場合は、各社のルールを事前に確認することが重要です。JREメディアによると、JRグループでは「手回り品きっぷ」の購入が必要です。

新幹線・電車の基本ルール

  • ケースのサイズ:タテ・ヨコ・高さの合計が120cm以内

  • 重量制限:ケースと動物を合わせて10kg以内

  • 料金:手回り品きっぷ 290円(1匹につき)

  • 収納方法:全身がケースに収まり、顔を出さない状態であること

PETOKOTOでは、新幹線での犬連れ旅行のコツとして、車両の出入口付近や通路側の座席を予約することを推奨しています。万が一愛犬が鳴いたり落ち着かなくなった場合に、すぐにデッキに移動できるためです。

なお、身体障害者補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)については、ケースへの収納や料金は不要です。電車でのルールで詳しく解説していますので、併せてご確認ください。

飛行機での長距離移動

飛行機を利用する場合は、航空会社によってルールが大きく異なります。事前に必ず確認しましょう。

一般的な注意点

  • 搭乗手続きの30分前までに愛犬を預ける必要がある

  • 料金は3,000円〜6,000円程度(航空会社・路線により異なる)

  • 短頭種(パグ、フレンチブルドッグなど)は呼吸器系への負担が大きいため、利用制限がある場合も

  • 夏季は預かりを制限する航空会社もある

長距離移動が必要な場合は、移動時間の短い飛行機が愛犬への負担を軽減できる一方、貨物室での輸送となるため不安を感じる飼い主も少なくありません。愛犬の性格や体調を考慮して判断しましょう。ドライブ旅行との比較も参考にしてください。

ペットフレンドリー宿の選び方

愛犬との旅行を成功させる鍵は、適切な宿泊施設選びにあります。近年は選択肢が増え、様々なタイプの宿から選べるようになりました。

宿泊施設のタイプと特徴

ホテル 設備が充実しており、愛犬用アメニティ(フードボウル🛒、トイレシート、ケージなど)が用意されていることが多いです。スタッフのサポートも期待できます。

旅館 温泉や和室でゆったりと過ごせます。愛犬と一緒に入れる貸切温泉を備えた施設も増えています。

コテージ・別荘 完全なプライベート空間で、周囲を気にせず愛犬と過ごせます。ドッグラン付きの物件も多く、自由度が高いのが魅力です。

グランピング 自然の中でラグジュアリーな体験ができます。愛犬と一緒にアウトドアを楽しみたい方におすすめです。

予約時にチェックすべきポイント

宿泊施設を予約する際は、以下の点を必ず確認しましょう。

  • 犬のサイズ・頭数制限:小型犬のみ、2頭までなど制限がある場合があります

  • ペット料金:宿泊料金とは別に1泊数千円〜数万円かかることも

  • 必要書類:ワクチン接種証明書の提示が必須の施設がほとんどです

  • 館内の同伴可能エリア:客室のみOK、レストランもOKなど施設により異なります

  • ドッグラン・アメニティの有無:敷地内にドッグランがあると愛犬のストレス発散に便利です

いぬやどじゃらんnetなどの予約サイトでは、これらの条件で絞り込み検索ができるので活用しましょう。

2025年人気の宿泊エリア

Rakuten Travel🛒でも紹介されているように、日本には多くのペットフレンドリーなエリアがあります。

箱根(神奈川県) 都心からのアクセスが良く、温泉とドッグラン付きの宿が豊富です。芦ノ湖周辺は愛犬との散歩にも最適。ケーブルカーも犬同伴OKで、絶景を一緒に楽しめます。

伊豆高原(静岡県) 愛犬専用のサービスが充実したエリアです。獣医師監修の愛犬用ブッフェを提供する宿や、グルーミングルーム完備の施設など、愛犬家には嬉しいサービスが揃っています。

軽井沢(長野県) 「犬に優しい街」として知られ、愛犬と一緒に楽しめるお店や宿泊施設が多数あります。夏は涼しい気候で、愛犬も快適に過ごせます。

白浜(和歌山県) 海辺のリゾート体験ができるエリアです。広大なドッグラン付きのホテルや、愛犬と一緒に海を眺められる宿があります。

愛犬と楽しめる観光スポット

旅行先では、愛犬と一緒に楽しめるスポットを訪れましょう。休日いぬ部のスポット検索では、全国のペット同伴可能な観光地を探すことができます。

関東エリアのおすすめスポット

箱根エリア 箱根のケーブルカーはクレートなしのリード付きで乗車OK。大型犬でも遠慮なく乗車でき、山頂からは富士山や芦ノ湖を一望できます。芦ノ湖では愛犬と一緒に遊覧船に乗ることも可能です。

三島スカイウォーク(静岡県) 全長400mの日本最長の歩行者専用吊橋を、愛犬と一緒に渡ることができます。ペットカートの利用も可能で、小型〜中型犬専用の無料ドッグランも併設されています。

那須高原(栃木県) 愛犬と乗れる遊園地のアトラクションがあり、観覧車やカルーセルは体重制限がなく大型犬も楽しめます。2024年には巨大なドッグランもオープンし、ますます愛犬家に人気のスポットになっています。

東海・関西エリアのおすすめ

御殿場プレミアム・アウトレット(静岡県) 敷地内での愛犬同伴がOK。キャリーバッグ🛒やペットカートを使用すれば多くの店舗に入店可能です。水洗トイレや足洗い場などペットフレンドリーな設備も充実しています。

馬籠宿(岐阜県) 趣のある宿場町を愛犬と自由に散策できます。店内席も犬同伴OKのお蕎麦屋さんや、テラス席でくつろげるカフェもあり、歴史ある街並みを一緒に楽しめます。

淡路島(兵庫県) 島全体がペットフレンドリーで、愛犬と一緒に利用できる施設が豊富です。ドッグラン併設のスポットも多く、SUP体験など愛犬と同乗できるアクティビティもあります。

アウトドア派の方にはアクティブライフキャンプ入門の記事も参考になるでしょう。

旅行中のマナーとトラブル対策

愛犬との旅行を楽しむためには、周囲への配慮とトラブルへの備えが欠かせません。

宿泊施設でのマナー

愛犬と一緒ではない宿泊客もいることを忘れず、マナーと気遣いを心がけましょう。

基本的なマナー

  • 入館前のブラッシング:玄関に入る前に屋外でブラッシングをして抜け毛を落とす

  • 共有スペースでのリード着用:ロビーや廊下では必ずリードをつけ、他の宿泊客への配慮を

  • 備品の保護:ベッドや家具を汚さないよう、持参したブランケットを敷く

  • 排泄の管理:部屋でのトイレはシートの上で確実に

夜間の無駄吠え対策 夜間の吠えは苦情の主な原因です。以下の対策を心がけましょう。

  • 就寝前に十分な運動とトイレを済ませる

  • クレート🛒やサークルにカバーをかけて暗くする

  • 普段使っているベッドやブランケットで安心感を与える

  • 不安が強い場合は、飼い主のそばで寝かせる

万が一のトラブル対処法

旅行中に予期せぬトラブルが起きた場合に備えて、事前の準備が重要です。

体調不良への備え

  • 旅行先周辺の動物病院を事前にリストアップしておく

  • かかりつけ医の連絡先を携帯電話に登録

  • ペット保険証を忘れずに携帯

  • 常備薬がある場合は余裕を持って準備

迷子対策

  • 迷子札には名前と連絡先を必ず記載

  • マイクロチップを装着している場合は登録情報を最新に

  • 旅行先では特に注意深くリードを管理

  • 万が一迷子になった場合は、すぐに警察と保健所に届け出る

詳しいトラブル対処法についてはトラブル対処法を、緊急時の対応については応急処置をご確認ください。

愛犬との旅の思い出を残すコツ

せっかくの愛犬との旅行、素敵な思い出をしっかり残しましょう。

写真撮影のテクニック

  • 愛犬の目線の高さにカメラを構える

  • 自然光を活用し、逆光を避ける

  • おやつやおもちゃ🛒で注目を引く

  • 連写モードを活用して表情を逃さない

  • 風景と一緒に撮影して旅の雰囲気を残す

思い出の記録方法

  • SNSやブログで旅の記録を残す

  • フォトブックやアルバムを作成する

  • 旅先で購入したグッズと写真を一緒に保管

  • 愛犬の反応や成長を日記に記録

旅行を重ねることで、愛犬も新しい環境に慣れ、より楽しめるようになります。最初は近場の日帰り旅行から始めて、徐々にステップアップしていくのがおすすめです。

まとめ:愛犬との旅行で絆を深めよう

愛犬との旅行は、普段の生活では得られない特別な体験を共有できる素晴らしい機会です。成功のポイントをまとめると、以下のようになります。

事前準備を怠らない 健康チェック、必要書類の準備、持ち物リストの確認など、出発前の準備が旅の快適さを左右します。

愛犬に合った移動手段を選ぶ 車、電車、飛行機それぞれにメリット・デメリットがあります。愛犬の性格や体調、旅程を考慮して最適な方法を選びましょう。

適切な宿泊施設を選ぶ ペットフレンドリーな宿は増えていますが、施設ごとにルールや設備が異なります。事前に確認し、愛犬も飼い主も快適に過ごせる宿を選びましょう。

マナーを守って楽しく過ごす 他の宿泊客や観光客への配慮を忘れず、愛犬との旅行文化が広がるよう、良いマナーを心がけましょう。

愛犬との旅行は、準備は少し大変かもしれませんが、その分得られる喜びは格別です。いつもとは違う環境で見せる愛犬の表情、一緒に歩いた道、共に眺めた景色——これらすべてがかけがえのない思い出になります。

まずは近場のお出かけから始めて、愛犬との旅行を楽しんでみてください。子犬との幸せな暮らしの延長線上に、愛犬との素敵な旅の思い出が待っています。