わんケアガイドわんケアガイド
犬との旅行:愛犬と一緒に思い出づくり

犬の車酔い:予防と対策方法

犬の車酔い:予防と対策方法の画像

愛犬とドライブ🛒旅行に行きたいけれど、「うちの子は車酔いするから…」と諦めていませんか?

実は、獣医師の9割以上が「適切な対策で車酔いは予防できる」と回答しています。車酔いは決して克服できないものではありません。

この記事では、犬の車酔いの原因から症状の見分け方、そして効果的な予防法・対策まで徹底解説します。愛犬との楽しいドライブ旅行を実現するために、ぜひ参考にしてください。

犬が車酔いする3つの原因

犬の車酔いには、大きく分けて3つの原因があります。原因を理解することで、適切な対策を取ることができます。

犬の車酔い:予防と対策方法の画像2

1. 三半規管への刺激(身体的原因)

犬も人間と同様に、耳の奥に「内耳」という器官があり、ここに平衡感覚を司る三半規管と前庭があります。

Honda Dogによると、車の揺れによってこれらの器官が刺激されると、平衡感覚や自律神経の乱れが起こり、車酔いにつながります。

年齢車酔いの傾向理由
子犬(〜1歳)酔いやすい三半規管が未発達
成犬(1〜7歳)個体差あり慣れと体質による
シニア犬(7歳〜)酔いやすい場合も体力低下・感覚器官の衰え
犬の車酔い:予防と対策方法の画像

特に子犬は三半規管が未発達なため、車酔いしやすい傾向があります。ただし、VCA Animal Hospitalsによると、1歳頃までに改善するケースが多いとされています。

2. 車内のニオイ(嗅覚的原因)

犬の嗅覚は人間の数万倍も発達しています。人間が気にならない程度のニオイでも、犬にとっては大きなストレスになることがあります。

車酔いの原因になりやすいニオイ:

  • 芳香剤・消臭剤

  • タバコの残り香

  • ガソリンのニオイ

  • 新車特有のニオイ

3. 精神的なストレス・不安

車に乗り慣れていない犬にとって、車内は未知の空間です。また、過去に車酔いで辛い経験をした犬は、車自体に苦手意識を持ってしまうことがあります。

AKC(アメリカンケネルクラブ)によると、車=「動物病院🛒に連れて行かれる」というネガティブな記憶と結びついている場合も多いとのこと。

車酔いの症状・サインを見逃さない

早めに車酔いのサインに気づくことで、重症化を防ぐことができます。以下の症状を覚えておきましょう。

初期症状(軽度)

  • 落ち着きがなくなる

  • あくびが増える

  • 吠える・鳴く

  • ソワソワする

中期症状(中度)

  • よだれが増える(口周りをペロペロする)

  • 身体が震える

  • パンティング(ハァハァと荒い呼吸)

  • 元気がなくなる

重症状(重度)

  • 嘔吐する

  • ぐったりする

  • 口から泡を吹く

  • 失禁する

症状レベル主な症状対処法
軽度落ち着きがない、あくび換気、休憩を検討
中度よだれ、震え、パンティング即座に休憩・車を停める
重度嘔吐、ぐったり車を停め、様子を見て動物病院へ

初期症状の段階で対処することで、嘔吐などの重い症状を防ぐことができます。愛犬の様子をこまめにチェックしましょう。

乗車前にできる予防法5選

車酔いは事前の準備で大きく軽減できます。以下の5つの予防法を実践してみてください。

1. 食事のタイミングを調整する

乗車2〜3時間前に軽めの食事を済ませるのがベストです。

  • 空腹すぎると胃酸で吐き気が起きる

  • 満腹すぎると嘔吐しやすい

獣医師100人へのアンケートでも、食事のタイミング調整は重要な予防策として挙げられています。

2. 乗車前に運動させる

出発前に散歩や軽い運動をさせることで、車内で眠りやすくなります。疲れて眠ってしまえば、車酔いのリスクは大幅に下がります。

3. 車内のニオイ対策

  • 芳香剤は使用しない(または無香料タイプに)

  • 出発前に窓を開けて換気

  • 消臭スプレー🛒は天然成分のものを選ぶ

4. 酔い止め薬を準備する

獣医師の9割以上が推奨しているのが、事前に酔い止め薬を準備しておくことです。

犬用の酔い止め薬「セレニア(マロピタント)」は、2007年に発売された世界初の犬専用酔い止め薬です。

セレニアの特徴:

  • 投与後1時間で効果発現

  • 効果は24時間持続

  • 鎮静成分なし(眠くならない)

  • FDA(米国食品医薬品局)承認済み

⚠️ 重要:人間用の酔い止め薬を犬に与えるのは危険です。必ず動物病院で処方してもらいましょう。

5. 日頃から車に慣れさせる

車への恐怖心をなくすために、段階的な慣らしトレーニングが効果的です。

慣らしトレーニングのステップ:

  1. エンジンをかけず、車内で過ごす(おやつ🛒で褒める)

  2. エンジンをかけた状態で数分過ごす

  3. 家の周りを短距離ドライブ

  4. 少しずつ距離を延ばす

  5. 楽しい場所(公園など)へ連れて行く

Preventive Vetによると、ポジティブな体験を積み重ねることで、車への苦手意識を克服できるとされています。

乗車中の対策と工夫

予防だけでなく、乗車中の工夫も車酔い防止に重要です。

こまめな休憩を取る

獣医師の9割以上が「こまめな休憩」を推奨しています。AVMA(アメリカ獣医師会)は、2〜3時間ごとの休憩を勧めています。

休憩時には:

  • 車から降ろして歩かせる

  • 水分補給をさせる

  • トイレ休憩を取る

換気と温度管理

窓を数センチ開けることで、車内外の気圧差が緩和され、吐き気が軽減されます。また、車内を涼しく保つことも大切です。

クレート・ドライブボックスを活用

ドライブ旅行での安全な乗せ方でも解説していますが、クレートやドライブボックス🛒に入れることで:

  • 視界が制限され、動く景色による酔いを防ぐ

  • 狭い空間でリラックスできる

  • 安全性も向上する

前方を向かせる

人間と同様に、犬も進行方向を向いている方が酔いにくいとされています。横向きの座席や後ろ向きの配置は避けましょう。

車酔いになってしまった時の対処法

万が一、愛犬が車酔いになってしまったら、以下の対処を行いましょう。

すぐにできる対処

  1. 安全な場所に車を停める

  2. 窓を全開にして新鮮な空気を入れる

  3. 車から降ろして休憩させる

  4. 水を少量飲ませる

嘔吐した場合

  • 慌てず、嘔吐物を片付ける

  • 口周りを拭いてあげる

  • しばらく休憩してから出発

常に車内に用意しておくもの:

これらを犬連れ旅行の持ち物として準備しておくと安心です。

動物病院を受診すべきケース

以下の症状が見られる場合は、旅先での病院探しの知識を活かして、早めに受診しましょう。

  • 休憩しても元気が戻らない

  • 嘔吐が続く

  • ぐったりしたまま

  • 意識がもうろうとしている

車酔いしやすい犬種と特徴

AKCによると、以下の犬種は車酔いしやすい傾向があるとされています。

犬種車酔いリスク注意点
ボクサー高い短頭種で呼吸に注意
ボーダーコリーやや高い感受性が強い
ダックスフンドやや高い胴長で揺れに敏感

ただし、犬種に関わらず適切な対策で車酔いは軽減できます。

まとめ:愛犬との楽しいドライブのために

犬の車酔いは、適切な予防と対策で十分に克服できます。

特に重要なポイント:

  1. 食事は乗車2〜3時間前に軽めに

  2. 酔い止め薬を獣医師に相談して準備

  3. 日頃から車に慣れさせるトレーニング🛒

  4. 乗車中はこまめに休憩・換気

これらの対策を実践すれば、愛犬との犬との旅行:愛犬と一緒に思い出づくりがきっと実現します。

電車でのお出かけ飛行機での移動という選択肢もありますが、車移動ならではの自由さを楽しむためにも、車酔い対策をしっかり行いましょう。

愛犬と一緒に、素敵なドライブ旅行を!

関連記事