愛犬が迷子になってしまったら、飼い主にとってこれほど不安なことはありません。しかし、適切な対策を講じておけば、万が一の事態でも愛犬を見つけ出せる可能性が大幅に高まります。本記事では、マイクロチップと迷子札🛒という2つの重要な迷子防止対策について、その仕組み、費用、選び方を詳しく解説します。
マイクロチップとは?2022年からの義務化について
マイクロチップは、直径約2mm、長さ約12mmの円筒形の電子標識器具です。動物の皮下に埋め込み、専用リーダーで読み取ることで15桁の個体識別番号を確認できます。

2022年(令和4年)6月1日に施行された改正動物愛護管理法により、ブリーダーやペットショップで販売される犬や猫へのマイクロチップ装着が義務化されました。
義務化の対象と内容
| 対象者 | 義務内容 |
|---|---|
| ブリーダー・ペットショップ | マイクロチップ装着・登録が義務 |
| 一般の飼い主(新規購入) | 所有者情報の変更登録が義務 |
| 一般の飼い主(既存犬) | 装着は努力義務(罰則なし) |
マイクロチップ装着の費用

マイクロチップの装着費用は動物病院🛒によって異なりますが、一般的な費用は以下の通りです:
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| マイクロチップ本体 | 2,000〜5,000円 |
| 装着施術費 | 3,000〜10,000円 |
| 登録費用(オンライン) | 400円(令和6年4月〜) |
| 登録費用(郵送) | 1,000円 |
合計で約5,000〜15,000円程度を見込んでおくと良いでしょう。
マイクロチップのメリット
半永久的な識別:一度装着すれば生涯有効
外れない:首輪や迷子札🛒と違い、取れる心配がない
改ざん不可:盗難防止にも効果的
全国共通:どこで保護されても照会可能
マイクロチップのデメリット
リーダーが必要:専用機器がないと読み取れない
一般の人には分からない:保護した人がマイクロチップの存在を知らない場合がある
獣医師による施術:自分で装着できない
迷子札の重要性と種類
マイクロチップと併用すべき重要な対策が迷子札です。環境省のデータによると、迷子札や鑑札を装着していた犬は100%飼い主が判明したのに対し、首輪のみ(迷子札なし)では僅か0.5%しか飼い主が判明しませんでした。
迷子札の種類
犬用迷子札には主に4つのタイプがあります:
| タイプ | 特徴 | おすすめの犬 |
|---|---|---|
| チャーム型 | デザイン豊富、取り外し可能 | おしゃれ重視の飼い主 |
| 首輪一体型 | 外れにくい、ストレス少ない | 活発な犬 |
| 直接取付型 | 落ちる心配なし、違和感なし | 運動量の多い犬 |
| チョーカー型 | ハーネス使用の犬向け | ハーネス愛用の犬 |
迷子札に記載すべき情報
迷子札には以下の情報を記載しましょう:
愛犬の名前
飼い主の苗字
飼い主の電話番号(携帯電話推奨)
飼い主の住所(任意)
個人情報の記載に抵抗がある方は、QRコード付きの迷子札🛒もおすすめです。
迷子札の選び方ポイント
サイズと重量 犬にとって負担にならないサイズ・重量が重要です。100円硬貨程度のサイズが理想的で、特に小型犬は軽量なものを選びましょう。
素材と耐久性
ステンレス製:耐久性が高く、文字が消えにくい
アルミ製:軽量で錆びにくい
プラスチック製:安価だが劣化しやすい
取り付け方法 首輪への取り付けが確実かどうか確認しましょう。活発な犬には首輪一体型や直接取付型がおすすめです。
GPS機器という選択肢
近年は、GPS機器を活用した迷子対策も普及しています。AppleのAirTagなどを収納できる迷子札ケースもあり、万が一迷子になった際にリアルタイムで位置を確認できます。
GPS機器のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| リアルタイム位置確認 | 充電・電池交換が必要 |
| スマホで追跡可能 | 月額費用がかかる場合あり |
| 広範囲で有効 | 機器の重量がある |
マイクロチップと迷子札の併用が最強
マイクロチップと迷子札🛒は、それぞれ異なる強みを持っています。両方を併用することで、迷子対策は万全になります。
| 項目 | マイクロチップ | 迷子札 |
|---|---|---|
| 外れにくさ | ◎ | △〜○ |
| 即座の連絡 | × | ◎ |
| 費用 | 高め | 低め |
| 一般人の認識 | △ | ◎ |
| 改ざん防止 | ◎ | × |
おすすめの組み合わせ:
マイクロチップを装着・登録
首輪一体型または直接取付型の迷子札を常時装着
可能であればGPS機器も追加
旅行時の迷子対策強化
旅行中は特に迷子のリスクが高まります。以下の対策を心がけましょう:
出発前の確認事項
マイクロチップの登録情報が最新か確認
迷子札の文字が鮮明か確認
携帯電話番号が正しいか確認
首輪・ハーネス🛒の緩みをチェック
旅行中の注意点
リードは絶対に離さない
車のドア開閉時は注意
宿泊先でも首輪を外さない
写真を最新のものに更新しておく
よくある質問(FAQ)
Q1: マイクロチップの装着は痛いですか?
注射と同程度の痛みで、数秒で完了します。麻酔なしで施術できますが、不安な場合は獣医師に相談しましょう。
Q2: マイクロチップは体内で移動しますか?
装着直後にわずかに移動することがありますが、通常は問題ありません。定期健診時に位置を確認してもらうと安心です。
Q3: 迷子札は24時間つけておくべきですか?
散歩や外出時は必須です。室内でも災害時の脱走に備えて装着しておくことをおすすめします。
Q4: QRコード付き迷子札は有効ですか?
スマートフォンで簡単に読み取れるため有効です。ただし、高齢者など読み取り方法を知らない方もいるため、電話番号も併記しておくと安心です。
まとめ:愛犬の安全を守るために
迷子対策は愛犬の安全を守るための基本中の基本です。2022年からマイクロチップ装着が義務化されましたが、それだけでは万全とは言えません。迷子札🛒との併用により、保護された際の飼い主判明率は飛躍的に向上します。
旅行や外出時は特に注意が必要です。マイクロチップの登録情報を最新に保ち、迷子札の状態を定期的に確認しましょう。愛犬との楽しい思い出を守るためにも、迷子対策は万全に整えておくことをおすすめします。
愛犬との旅行全般については犬との旅行完全ガイドもご参照ください。また、緊急時の対応についても事前に確認しておきましょう。





