「愛犬のシャンプー🛒って、どのくらいの頻度でやればいいの?」「洗いすぎると肌に悪いって聞いたけど本当?」
こんな疑問を持つ飼い主さんは多いのではないでしょうか。犬のシャンプーは、正しい頻度と方法で行うことで、愛犬の健康な皮膚と美しい被毛を保つことができます。
この記事では、獣医師監修の情報をもとに、犬のシャンプーの適切な頻度から正しい洗い方、ドライヤーでの乾かし方まで詳しく解説します。年齢別・犬種別の頻度の違いも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
犬のシャンプーの適切な頻度:月1〜2回が基本
結論から言うと、犬のシャンプーは月1〜2回が基本的な頻度です。これは多くの獣医師やトリマーが推奨する回数であり、皮膚の健康を保ちながら清潔さを維持できるバランスの取れた頻度とされています。

なぜ月1〜2回がベストなのか
犬の皮膚は、汗と皮脂で作られた「保護膜」で覆われています。この保護膜は、外部の刺激や細菌から皮膚を守る重要な役割を果たしています。
月1〜2回のシャンプーであれば、この保護膜を過度に洗い流すことなく、汚れや余分な皮脂を取り除くことができます。イオンペットの専門家によると、この頻度が皮膚の健康と清潔さのバランスを保つのに最適とされています。
シャンプーのしすぎが引き起こす皮膚トラブル

シャンプーの頻度が多すぎると、以下のような問題が起こる可能性があります:
皮膚の乾燥:保護膜が洗い流され、皮膚が乾燥しやすくなる
かゆみの発生:乾燥によりかゆみが出て、かきむしりによる炎症リスクが高まる
皮膚バリアの低下:細菌やアレルギー物質が体内に入り込みやすくなる
皮膚炎のリスク増加:細菌性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎にかかりやすくなる
犬の皮膚は人間の約1/3程度の厚みしかないため、人間以上にデリケートです。洗いすぎには十分注意しましょう。
愛犬の肌質に合ったシャンプー選びも重要です。詳しくは肌タイプ別・犬用シャンプーの選び方をご覧ください。
シャンプーしなさすぎも問題になる理由
一方で、シャンプー🛒をまったくしないのも問題です。定期的なシャンプーを怠ると:
体臭が強くなる
被毛に汚れや皮脂が蓄積する
皮膚トラブルの原因になる
ノミやダニが繁殖しやすくなる
最低でも月に1回はシャンプーを行い、清潔さを保つことをおすすめします。
年齢別シャンプー頻度ガイド
犬の年齢によって、適切なシャンプー頻度は異なります。体力や皮膚の状態を考慮して、年齢に合った頻度を設定しましょう。
子犬(生後〜6ヶ月):体力に配慮した頻度
アニコムの獣医師監修記事によると、子犬のシャンプーには特に注意が必要です。
生後2〜3ヶ月まで:
全身シャンプーは控える
予防接種が完了していない時期は体力が十分でない
濡れタオルで体を拭く程度にとどめる
汚れが気になる部分は部分洗いで対応
生後4ヶ月以降:
最後の予防接種から2週間以上経過していれば全身シャンプーOK
月1〜2回の頻度で開始
水やシャンプーに少しずつ慣れさせていく
子犬の頃からシャンプーに慣れさせておくと、成犬になってからも嫌がりにくくなります。
成犬(1〜6歳):月1〜2回の基本頻度
健康な成犬は、月1〜2回のシャンプーが基本です。ただし、以下の要因で調整が必要な場合があります:
| 条件 | 推奨頻度 |
|---|---|
| 室内飼いで汚れが少ない | 月1回 |
| 外での活動が多い | 月2回 |
| 夏場で汗をかきやすい | 2週間に1回 |
| 皮脂の分泌が多い犬種 | 月2回 |
PetMDの専門家も、一般的には6〜8週間ごとのシャンプーが理想的としていますが、活動量や皮膚の状態によって調整することを推奨しています。
グルーミング全般について詳しく知りたい方は、犬のグルーミング:自宅でできるプロのケアもあわせてご覧ください。
シニア犬(7歳〜):負担を減らす頻度設定
シニア犬は体力が衰えてくるため、シャンプーが大きな負担になることがあります。
推奨頻度:2〜3ヶ月に1回
シニア犬のシャンプーで気をつけること:
短時間で済ませる
お湯の温度は少しぬるめに(35〜37℃)
ドライヤーの時間を短縮するためタオルドライを念入りに
体調が悪い日は避ける
シャンプー🛒の代わりに、こまめなブラッシングで被毛の清潔さを保つのがおすすめです。ブラッシングについては毛質別ブラッシング:正しい道具と頻度で詳しく解説しています。
犬種・毛質別シャンプー頻度
犬種によって被毛の特徴が異なるため、適切なシャンプー頻度も変わってきます。
短毛種(チワワ、ミニチュアダックスなど)
短毛種は毛が絡まりにくく、比較的お手入れが簡単です。
推奨頻度:月1回
短毛種の特徴と注意点:
毛玉の心配が少ない
皮膚を守る毛が短いため、皮膚トラブルが起きやすい
刺激の少ないシャンプーを選ぶ
皮脂の分泌が多い場合はやや短い間隔でシャンプー
長毛種(マルチーズ、ゴールデンレトリバーなど)
長毛種は汚れが絡まりやすく、より頻繁なケアが必要です。
推奨頻度:月2〜3回
みんなのブリーダーの獣医師監修記事によると、長毛種は以下の点に注意が必要です:
長い毛に汚れが絡まりやすい
日頃のブラッシングだけでは汚れが落ちにくい
乾かすときは毛玉になりやすいので入念にドライヤーをかける
シャンプー前後のブラッシングが重要
毛玉ができてしまった場合の対処法は毛玉だらけ!絡まった毛の取り方と予防をご参照ください。
ダブルコート犬種(柴犬、コーギーなど)
ダブルコートは外側のオーバーコート(上毛)と内側のアンダーコート(下毛)の二重構造を持つ被毛です。
推奨頻度:月1〜2回(換毛期は1〜2週間に1回)
ダブルコート犬種のシャンプーポイント:
シャンプー前のブラッシングを入念に行う
不要なアンダーコートを除去してから洗う
泡が皮膚まで届くようにしっかり濡らす
換毛期は抜け毛が多いため頻度を増やす
短頭種(パグ、ブルドッグなど)
パグやブルドッグなどの短頭種は、皮膚のしわに汚れがたまりやすい特徴があります。
推奨頻度:月2〜3回
短頭種の注意点:
顔のしわに汚れがたまりやすい
皮脂の分泌量が多い傾向
鼻が低いため水を嫌がる子が多い
しわの間は毎日拭いてあげる
正しいシャンプーの手順【8ステップ】
アイペット損保の専門家監修記事を参考に、正しいシャンプーの手順を8ステップで解説します。
ステップ1:ブラッシングで毛玉を取る
シャンプー🛒前に必ずブラッシングを行いましょう。
毛玉があると水やシャンプーが浸透しにくい
絡まった毛をほぐしておく
抜け毛を事前に除去
ダブルコート犬種は特に念入りに
ステップ2:お湯の温度を36〜38℃に設定
American Kennel Clubによると、犬にとって適切なお湯の温度は人間にとって「ぬるい」と感じる程度です。
適温:36〜38℃
自分の手首の内側にかけてぬるいと感じる温度
高温すぎると犬にストレスを与える
低温すぎると体が冷えてしまう
ステップ3:後ろ足から順に濡らす
いきなり頭からお湯をかけると犬がびっくりしてしまいます。
後ろ足やおしりからお湯をかけ始める
少しずつ前方に移動
シャワーヘッドを体に押し付けるようにしてお湯をかける
シャワー音を怖がる犬にはこの方法が効果的
ステップ4:シャンプーを泡立てて洗う
シャンプーを直接被毛につけるのではなく、手のひらで泡立ててから使いましょう。
おしり→体→頭の順番で洗う
上から下へ向かって洗う
爪を立てずに指の腹を使う
優しくマッサージするように洗う
ステップ5:顔は最後に優しく洗う
顔周りは最後に洗います。
目や耳にシャンプーが入らないよう注意
目の周りは濡らしたガーゼで拭く程度に
耳の中には水が入らないようにする
顔周りを嫌がる犬が多いので手早く
顔周りのケアについては涙やけを消す!目元ケアの正しい方法や耳掃除の頻度とやり方:獣医師推奨の方法も参考にしてください。
ステップ6:すすぎ残しがないよう丁寧に流す
すすぎ残しは皮膚トラブルの原因になります。
顔から背中、しっぽの順ですすぐ
お腹や脇も忘れずに
肉球の裏もしっかり洗い流す
シャンプーのぬめりがなくなるまで丁寧に
ステップ7:タオルドライでしっかり水分を取る
ドライヤー🛒の前にタオルドライをしっかり行うことで、乾燥時間を短縮できます。
吸水性の高いタオルを使用
ゴシゴシこすらず押さえるように拭く
耳の中の水分も忘れずに拭き取る
犬に身震いをさせて水分を飛ばす
ステップ8:ドライヤーで完全に乾かす
最後にドライヤーで完全に乾かします。生乾きは皮膚トラブルの原因になるため、必ず根元まで乾かしましょう。
ドライヤーの正しい乾かし方
いぬのきもちの専門家監修記事を参考に、正しいドライヤーの使い方を解説します。
タオルドライの重要性
ドライヤー前のタオルドライは非常に重要です。
ドライヤーの時間を大幅に短縮できる
犬への負担を軽減
電気代の節約にもなる
念入りにするほどドライヤー時間が短くなる
コツ: 犬の耳に息を吹きかけると、くすぐったくて頭や体を振ります。これにより水分を飛ばすことができます。
ドライヤーの適切な距離と温度
ドライヤーは正しい距離と温度で使用しましょう。
距離:約30cm離す
温度:低温設定
自分の手に風を当てても熱くない距離
同じ場所にずっと当てない(火傷防止)
ドライヤーを振りながら乾かす
乾かす順番のポイント
犬が嫌がりにくい順番で乾かしましょう。
体の後ろ部分から乾かし始める
徐々に体の前方部分へ
顔周りは最後に乾かす
顔周りに風が当たるのを嫌がる犬が多いので、最後にドライヤーを当てるのがポイントです。
長毛種・耳の長い犬種: 耳の毛は濡れたままだと癖がつきやすくなるので、嫌がらない場合は耳から早めに乾かしましょう。
生乾きを防ぐ最終チェック
乾かし終わったら必ず最終チェックを行います。
毛の流れに沿って全体的にコームを通す
乾かし残しがないか確認
指の間まできちんと乾いているか確認
脇の下や内股も忘れずにチェック
生乾きのリスク:
菌が繁殖しやすくなる
皮膚病の原因になる
毛が絡まってフェルト状の毛玉になる
シャンプーを嫌がる犬への対処法
シャンプーを嫌がる犬は少なくありません。以下の方法で少しずつ慣れさせていきましょう。
少しずつ水に慣れさせる方法
いきなり全身を濡らすのではなく、段階的に慣れさせます。
まずは浴室に入ることに慣れさせる
足先だけ濡らすことから始める
少しずつ範囲を広げていく
焦らず時間をかけて慣れさせる
おやつを使ったポジティブ強化
シャンプー🛒を「楽しい経験」として認識させましょう。
シャンプー中におやつを与える
終わった後にたくさん褒める
お気に入りのおやつをご褒美に
恐怖心を和らげる効果がある
シャワーの音を軽減するコツ
シャワーの音を怖がる犬には以下の方法が効果的です。
シャワーヘッドを体に押し付けてお湯をかける
水圧を弱めに設定する
桶やたらいにお湯をためて手で優しくかける
静かな環境でシャンプーを行う
グルーミング全般の慣れさせ方については犬のグルーミング:自宅でできるプロのケアで詳しく解説しています。
よくある質問(FAQ)
犬のシャンプーに関するよくある質問にお答えします。
毎日シャンプーしても大丈夫?
毎日のシャンプーは避けてください。
毎日シャンプーすると皮膚の保護膜が完全に洗い流されてしまい、皮膚トラブルの原因になります。汚れが気になる場合は、シャンプーではなく以下の方法で対応しましょう:
濡れタオルで体を拭く
ブラッシングで汚れを落とす
部分洗いで汚れた箇所だけ洗う
シャンプーなしでお湯だけで洗っていい?
お湯だけで洗うことも可能ですが、効果は限定的です。
お湯だけでは皮脂や頑固な汚れを落としきれません。ただし、以下の場合はお湯だけで洗うのも一つの選択肢です:
軽い汚れを落としたいとき
シャンプーの間隔を空けたいとき
皮膚が敏感な犬の場合
定期的なシャンプーと組み合わせて使い分けましょう。
人間用シャンプーを使ってもいい?
人間用シャンプーは犬には使わないでください。
PetMDによると、人間用シャンプーは犬の皮膚を刺激する可能性があります。理由は:
人間と犬では皮膚のpH値が異なる
人間用は犬には刺激が強すぎる
皮膚トラブルの原因になる
必ず犬用シャンプーを使用しましょう。肌タイプ別・犬用シャンプーの選び方も参考にしてください。
皮膚病の犬のシャンプー頻度は?
皮膚病がある場合は獣医師の指示に従ってください。
皮膚の状態によってシャンプー頻度は大きく異なります:
| 皮膚の状態 | 推奨頻度 |
|---|---|
| アレルギー性皮膚炎 | 週1回〜2週間に1回 |
| 脂漏症 | 週1回程度 |
| 乾燥肌 | 月1回以下 |
| 細菌性皮膚炎 | 獣医師の指示による |
薬用シャンプーが処方される場合もあります。必ず獣医師に相談してから頻度を決めましょう。
まとめ:愛犬に合ったシャンプー頻度を見つけよう
犬のシャンプーについて、この記事のポイントをまとめます。
基本的な頻度:
月1〜2回が基本
洗いすぎは皮膚トラブルの原因
洗わなさすぎも問題
年齢別の目安:
子犬(生後4ヶ月以降):月1〜2回
成犬:月1〜2回
シニア犬:2〜3ヶ月に1回
正しい洗い方のポイント:
お湯は36〜38℃
後ろ足から順に濡らす
指の腹で優しく洗う
すすぎ残しに注意
ドライヤー🛒で完全に乾かす
愛犬の年齢、犬種、活動量、皮膚の状態を考慮して、最適なシャンプー頻度を見つけてあげてください。
シャンプー以外のグルーミングについても知りたい方は、犬のグルーミング:自宅でできるプロのケアや毛質別ブラッシング:正しい道具と頻度もあわせてご覧ください。
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参考文献:






