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犬のグルーミング:自宅でできるプロのケア

耳掃除の頻度とやり方:獣医師推奨の方法

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愛犬の耳から独特のにおいがする、耳をしきりに掻いている…そんな様子が見られたら、耳のトラブルのサインかもしれません。犬の耳は人間とは異なる特殊な構造をしており、適切なケアを怠ると外耳炎などの病気につながることがあります。

本記事では、獣医師が推奨する犬の耳掃除の正しい頻度とやり方を詳しく解説します。犬のグルーミング:自宅でできるプロのケアの一環として、耳のケアは重要な位置を占めています。正しい知識を身につけて、愛犬の耳の健康を守りましょう。

犬の耳掃除はなぜ必要?耳の構造と外耳炎のリスク

犬の耳掃除が必要な理由を理解するには、まず犬の耳の構造を知ることが大切です。人間の耳とは大きく異なる犬特有の構造が、耳トラブルを引き起こしやすい原因となっています。

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犬の耳の特殊な構造(L字型の外耳道)

犬の耳は外側から、耳介(耳たぶにあたる部分)、外耳道、鼓膜、中耳、内耳という構造になっています。特に注目すべきは外耳道のL字構造です。

犬の外耳道は、耳介からまず縦方向に伸びる「垂直耳道」があり、その先に横方向の「水平耳道」があります。このL字型の構造が、人間の耳よりも長く複雑になっているため、以下のような問題が起こりやすくなります。

  • 通気性が悪い:空気の流れが悪く、湿気がこもりやすい

  • 熱がこもりやすい:特に夏場は蒸れやすい環境に

  • 汚れが溜まりやすい:L字の曲がり角に耳垢が蓄積

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このような構造的特徴により、犬は人間よりも耳のトラブルを起こしやすいのです。

外耳炎は最も多い耳のトラブル

外耳炎は、動物病院🛒で診療される病気の中でも最も多いもののひとつです。外耳道で炎症が起こっている状態で、犬種や年齢に関係なく、どの犬でも発症する可能性があります。

外耳炎の主な原因には以下があります。

原因カテゴリー具体例
アレルギーアトピー性皮膚炎、食物アレルギー
寄生虫耳ヒゼンダニ(耳ダニ)
異物草の種、水の侵入
内分泌疾患甲状腺機能低下症
皮膚疾患脂漏症

特に注目すべきデータとして、犬アトピー性皮膚炎の犬の83%が外耳炎を併発しているという報告があります。また、食物アレルギーの犬の80%も外耳炎を併発しています。アレルギー体質の犬は特に耳のケアに注意が必要です。

犬の皮膚と被毛:トラブル解消と美しい毛並みでも解説していますが、皮膚トラブルと耳のトラブルは密接に関連しています。

外耳炎になりやすい犬種の特徴

すべての犬が同じように外耳炎になりやすいわけではありません。以下のような特徴を持つ犬種は、特に注意が必要です。

垂れ耳の犬種

  • ゴールデンレトリバー

  • ラブラドール🛒レトリバー

  • キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

  • ビーグル

  • ダックスフンド

垂れ耳は耳を覆っているため、通気性が悪く湿度が高くなりがちです。

耳毛が多い犬種

  • ミニチュア・シュナウザー

  • プードル

  • シーズー

耳の中に毛が生えていると、汚れが絡まりやすく、通気性も悪くなります。

耳道が狭い犬種(短頭種)

  • パグ

  • フレンチ・ブルドッグ

  • ブルドッグ

先天的に耳道が狭い犬種は、汚れが溜まりやすく、掃除も難しくなります。

耳垢が多い犬種

  • アメリカン・コッカー・スパニエル

  • シーズー

  • ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア

これらの犬種を飼っている場合は、より注意深く耳の状態をチェックする習慣をつけましょう。

獣医師が推奨する耳掃除の頻度

「耳掃除は毎日したほうがいいの?」「週に何回すればいいの?」という疑問を持つ飼い主さんは多いでしょう。実は、やりすぎは禁物です。獣医師が推奨する適切な頻度を押さえておきましょう。

基本は月1〜2回のしっかり掃除

獣医師監修の情報によると、しっかりとした耳掃除は月に1〜2回程度で十分とされています。

犬の耳には自浄作用があり、耳の奥の汚れは自然と外側に押し出されてくる仕組みになっています。そのため、目に見える範囲の汚れを優しく拭き取ってあげるだけで、基本的なケアは完了です。

頻繁に耳掃除をしすぎると、かえって以下のような問題を引き起こす可能性があります。

  • 耳の中の皮膚を傷つける

  • 自浄作用を妨げる

  • 刺激による炎症を起こす

  • 耳掃除嫌いになる

Cornell大学獣医学部でも、健康な耳を持つ犬は必ずしも耳掃除を必要としないと述べられています。汚れが目立つときだけケアするというスタンスでも問題ありません。

週1回の耳チェックを習慣化

しっかりとした耳掃除は月1〜2回でよいですが、耳の状態チェックは週1回程度行うことをおすすめします。

チェックのタイミングを決めておくと習慣化しやすくなります。

  • 「毎週日曜日のお散歩後」

  • 「毎週末のブラッシング時」

  • 「週に1回のシャンプー🛒前」

チェックする際のポイントは以下の通りです。

  1. 見た目:耳の内側が赤くなっていないか

  2. におい:いつもと違うにおいがしないか

  3. 汚れ:耳垢の量や色に変化がないか

  4. 行動:耳を気にする仕草がないか

異常を早期に発見することで、重症化を防ぐことができます。グルーミング嫌いを克服させる方法でも触れていますが、日頃から耳に触れることに慣れさせておくと、チェックもスムーズに行えます。

犬種・耳のタイプ別の推奨頻度

犬種や耳のタイプによって、推奨される耳掃除の頻度は異なります。

耳のタイプ推奨頻度代表的な犬種
立ち耳月1回程度または汚れた時のみ柴犬、コーギー、シベリアン・ハスキー
垂れ耳2週間に1回程度ゴールデンレトリバー、ビーグル、ダックスフンド
耳毛が多い2週間に1回程度プードル、シュナウザー、シーズー
耳道が狭い2週間に1回程度パグ、フレンチ・ブルドッグ

また、以下のような状況では、通常より頻繁なケアが必要になることがあります。

  • 水遊びや入浴後:耳に水が入った場合は乾燥させる

  • 梅雨時期:湿度が高い時期は蒸れやすい

  • アレルギーシーズン:花粉の時期などは分泌物が増えることも

愛犬の状態を観察しながら、適切な頻度を見つけていきましょう。

自宅でできる耳掃除のやり方【ステップバイステップ】

正しい耳掃除の方法を知っておけば、自宅でも安全にケアができます。自宅トリミングに挑戦:必要な道具と手順の一環として、耳掃除の基本をマスターしましょう。

用意するもの:コットン・洗浄液

耳掃除に必要な道具はシンプルです。

必須アイテム

  • コットン(またはガーゼ):柔らかく、耳を傷つけにくい素材

  • 犬用イヤークリーナー(耳洗浄液):犬専用に開発された製品

あると便利なもの

  • おやつ🛒:ご褒美用

  • タオル:洗浄液が垂れた時の拭き取り用

必須グルーミングツール10選とその使い方でも紹介していますが、耳掃除用品は基本的なグルーミングセットに含めておくと便利です。

重要な注意点VCA Animal Hospitalsでも強調されているように、綿棒(Q-tips)は絶対に使用しないでください。鼓膜を傷つけたり、耳垢を奥に押し込んでしまうリスクがあります。

ステップ1:耳の状態をチェック

掃除を始める前に、まず耳の状態を確認します。

  1. 耳介(耳たぶ)を持ち上げる:優しく持ち上げて中を観察

  2. 色をチェック:健康な耳はピンク色。赤みや黒ずみがないか確認

  3. においをチェック:異常な悪臭がないか

  4. 汚れの状態を確認:耳垢の量と色を見る

以下のような状態が見られた場合は、掃除をせずに獣医師に相談してください。

  • 耳が真っ赤に腫れている

  • 強いにおいがする

  • 大量の黒い耳垢がある

  • 膿や血が見られる

  • 触ると痛がる

これらは外耳炎やその他の病気のサインである可能性があります。

ステップ2:洗浄液で汚れを浮かす

耳の状態に問題がなければ、洗浄を始めます。

  1. イヤークリーナー🛒を準備:人肌程度に温めておくと、犬が冷たさに驚きにくくなります

  2. 洗浄液を垂らす:耳の穴にクリーナーを数滴~適量垂らします

  3. 耳の付け根をマッサージ:親指と人差し指で耳の付け根を30秒ほど優しく揉みほぐします。「クチュクチュ」という音がすればOKです

  4. 犬に頭を振らせる:手を離すと、犬は自然と頭を振って余分な液体と一緒に汚れを出そうとします

このマッサージによって、洗浄液が耳の奥まで行き渡り、こびりついた汚れを浮かせることができます。

ステップ3:コットンで優しく拭き取る

頭を振った後、浮いてきた汚れを拭き取ります。

  1. コットンを指に巻く:人差し指にコットンを巻きつけます

  2. 見える範囲だけを拭く耳の穴の入り口付近と、見える範囲のヒダの部分だけを優しく拭き取ります

  3. 奥には入れない:指が入る範囲以上に奥を掃除する必要はありません

  4. 複数回繰り返す:汚れがひどい場合は、コットンを交換しながら数回繰り返します

ポイント:強くこすらないこと。耳の皮膚はデリケートなので、汚れを「押し当てて吸い取る」イメージで行いましょう。

最後に、反対側の耳も同様に掃除します。片方の耳が終わったら、必ず手を洗うかコットンを新しくしてから、もう片方の耳のケアを行いましょう。感染がある場合に、反対の耳にうつることを防ぐためです。

絶対にやってはいけないNG行為

正しい方法を知ると同時に、やってはいけないことを理解しておくことも重要です。間違った方法は、耳を傷つけたり、症状を悪化させたりする原因になります。

綿棒・耳かきの使用は厳禁

ペテモ(AEON PET)でも警告されているように、綿棒や耳かきの使用は絶対にNGです。

綿棒を使ってはいけない理由

  1. 耳垢を奥に押し込む:取り除くつもりが、かえって奥に押し込んでしまう

  2. 外耳道を傷つける:犬が動いた時に皮膚を傷つけるリスク

  3. 鼓膜を損傷する可能性:奥まで入れすぎると鼓膜を傷つける危険性

  4. 炎症を引き起こす:傷から細菌が入り、外耳炎の原因に

人間の耳掃除に綿棒を使う習慣があるかもしれませんが、犬の耳にはコットンのみを使用してください。

アルコール・消毒液を使わない

「消毒したほうが清潔では?」と思うかもしれませんが、以下の製品は犬の耳掃除には絶対に使用しないでください

使ってはいけない理由

製品問題点
アルコール粘膜への強い刺激、アルコール中毒の危険性
ウェットティッシュアルコールや香料が含まれ刺激が強すぎる
過酸化水素水健康な組織を傷つける可能性
ベビーオイル油分で乾きにくく、細菌やカビの繁殖を促す

必ず犬専用のイヤークリーナーを使用しましょう。犬の耳に適したpHバランスと成分で作られており、安全にケアできます。

やりすぎは逆効果

「きれいにしたい」という気持ちから、つい頻繁に掃除したくなるかもしれません。しかし、耳掃除のやりすぎは逆効果です。

過度な耳掃除が引き起こす問題

  • 自浄作用の妨害:犬の耳は自然と汚れを外に出す機能があります

  • 皮膚バリアの破壊:必要な皮脂まで取り除いてしまう

  • 慢性的な炎症:刺激が続くことで炎症を起こす

  • 耳掃除嫌いになる:嫌な経験として記憶され、ケアが困難に

最近では、耳掃除のやりすぎで外耳炎になったり、悪化したりするケースが増えていると言われています。「汚れが気になるから」と毎日のように掃除するのは、かえって耳の健康を損なう原因になります。

耳洗浄液(イヤークリーナー)の選び方

市販されている犬用イヤークリーナーには様々な種類があります。愛犬に合った製品を選ぶポイントを押さえておきましょう。

おすすめの成分:天然由来・ノンアルコール

安心して使えるイヤークリーナーの特徴は以下の通りです。

推奨される成分

  • ノンアルコール処方:刺激が少なく、粘膜に優しい

  • 天然由来成分:グレープフルーツ種子エキス、オーツ麦由来成分など

  • 保湿成分配合:ヒアルロン酸、アロエベラなど

  • 抗菌成分:自然由来の抗菌作用のある成分

イヤークリーナーのメリット

  • 耳垢をやわらかくして除去しやすくする

  • 抗菌・消臭成分で雑菌やにおいを抑える

  • 揮発性が高く乾きやすいため蒸れにくい

避けるべき成分:アルコール・強い香料

以下の成分が含まれる製品は避けましょう。

  • アルコール(エタノール):粘膜への刺激が強い

  • パラベン:敏感肌の犬にはアレルギー反応を起こす可能性

  • 強い香料:犬の嗅覚には刺激が強すぎる

  • 着色料:不必要な添加物

製品を選ぶ際は、必ず成分表示を確認しましょう。「無添加」「オーガニック🛒」と記載されていても、すべての成分が安全とは限りません。

敏感肌の犬には低刺激タイプを

アレルギー体質や皮膚がデリケートな犬には、特に配慮が必要です。

敏感肌の犬におすすめのポイント

  • アルコールフリー:必須条件

  • 無香料:香りの刺激を避ける

  • 低アレルゲン処方:アレルギーを起こしにくい成分

  • 獣医師推奨品:動物病院で取り扱いのある製品

皮膚トラブルがある時のグルーミング注意点でも解説していますが、皮膚に問題がある犬は、獣医師に相談してから製品を選ぶことをおすすめします。

初めて使用する製品は、まず少量を耳の外側に塗布して、かぶれや赤みが出ないか確認してから使用すると安心です。

耳掃除を嫌がる犬への対処法

「耳掃除をしようとすると逃げてしまう」「暴れて危険」という悩みを持つ飼い主さんも多いでしょう。無理やり行うのは禁物です。Virbacの解説を参考に、嫌がる犬への対処法を見ていきましょう。

まずは耳に触れることに慣れさせる

耳掃除を嫌がる犬は、そもそも耳を触られること自体に抵抗がある場合が多いです。まずは日常的に耳に触れる練習から始めましょう。

段階的なトレーニング

  1. 全身のスキンシップから:頭や背中を撫でることから始める

  2. 頭の周りを触る:顔や頭の周りを優しく撫でる

  3. 耳の外側を触る:耳たぶの外側を軽く触れる

  4. 耳の付け根をマッサージ:親指と中指で耳の付け根を軽く揉む

耳の付け根のマッサージは、気持ちよく感じる犬が多いツボでもあります。円を描くように優しく揉みほぐすことで、「耳を触られる=気持ちいい」という経験を積み重ねていきましょう。

犬のしつけ:信頼関係を築くトレーニング術でも強調していますが、焦らずに時間をかけて信頼関係を築くことが大切です。

ご褒美を使ったポジティブトレーニング

犬は褒められること、ご褒美をもらえることで学習します。耳掃除を「良い経験」として記憶させるために、おやつ🛒を効果的に使いましょう。

ご褒美を使った流れ

  1. 耳に触れる → 褒める → おやつ

  2. 耳の中を見せてもらう → 褒める → おやつ

  3. コットンで軽く拭く → 褒める → おやつ

  4. 洗浄液を使う → 褒める → おやつ

ポイント

  • 嫌がらずにできたら、すぐに「いい子だね!」と褒める

  • おやつは小さく切ったものを用意

  • 一度にすべてをやろうとしない

  • 少しでも嫌がったら、その日は中止

このように、「耳掃除をすると褒めてもらえる」「おいしいものがもらえる」という記憶を積み重ねることで、徐々に耳掃除を受け入れてくれるようになります。

無理やりは絶対にNG

耳掃除を嫌がる犬に対して、絶対にやってはいけないことがあります。

  • 大声で叱る:恐怖心を与え、トラウマに

  • 押さえつける:信頼関係を損なう

  • 無理に続ける:嫌がっているのに強行

  • 罰を与える:耳掃除=嫌なことという記憶が強化される

このような対応をすると、耳掃除が「嫌な経験」として強く記憶されてしまいます。一度ついたトラウマを取り除くのは非常に困難です。

グルーミング嫌いを克服させる方法でも詳しく解説していますが、嫌がったらすぐに手を止め、撫でて落ち着かせることが大切です。

どうしても自宅でできない場合は

  • トリミング🛒サロンに依頼する

  • 動物病院でケアしてもらう

  • プロに任せながら、少しずつ自宅でも練習

無理に自分でやろうとせず、プロの力を借りることも選択肢のひとつです。

こんな時は獣医師に相談を

自宅での耳掃除は日常的なケアに適していますが、異常を感じたら迷わず獣医師に相談することが大切です。プロに任せるべきケアと自宅でできるケアを見極めることが、愛犬の健康を守るポイントになります。

外耳炎の症状サイン

以下のような症状が見られたら、外耳炎の可能性があります。早めに動物病院を受診しましょう。

行動の変化

  • 頭を頻繁に振る

  • 後ろ足で耳を掻く

  • 床や壁に耳をこすりつける

  • 耳を触ると嫌がる、怒る

  • 首を傾ける(斜頸)

耳の外観の変化

  • 耳が赤く腫れている

  • 耳の内側が熱を持っている

  • かゆみによる掻き傷、出血

  • 耳介がいつもより厚くなっている

その他のサイン

  • 強い悪臭がする

  • 耳から液体が出ている

犬の外耳炎について詳しく解説している獣医師監修の記事によると、外耳炎を何度も繰り返すと、耳道の壁が厚くなって耳道が狭くなることがあります。重症化を防ぐためにも、早期発見・早期治療が重要です。

耳垢の量や色がいつもと違う時

耳垢の状態は、耳の健康状態を知る重要な指標です。

耳垢の状態考えられる原因
黄褐色でべたつく正常範囲(やや多め)
黒くてカサカサ耳ダニ(耳ヒゼンダニ)の可能性
黄色~緑色でにおいが強い細菌感染の可能性
茶褐色でドロドロマラセチア(酵母菌)感染の可能性
血が混じっている傷、腫瘍などの可能性

普段と比べて耳垢の量が急に増えた色やにおいが変わったという場合は、何らかの異常のサインです。自己判断せず、獣医師に診てもらいましょう。

プロに任せるべきケース

以下のような場合は、無理に自分で対処しようとせず、専門家に任せることをおすすめします。

獣医師に診てもらうべきケース

  • 上記の外耳炎症状がある時

  • 耳垢の異常がある時

  • 耳の中に異物が入った可能性がある時

  • 耳の病気の治療中

トリミング🛒サロンや動物病院でのケアがおすすめのケース

  • 犬が耳掃除を極端に嫌がる

  • 耳毛が多く、自分では抜けない

  • 耳の中が見えにくい(耳道が狭いなど)

  • 自信がない、不安がある

愛犬の健康を守る病気予防と早期発見でも述べていますが、「様子を見よう」と放置することで症状が悪化することがあります。不安な時は、早めの受診が愛犬のためになります。

動物病院では、月に1回程度の耳の定期検診を行っているところもあります。定期的にプロに診てもらうことで、自分では気づきにくい異常も早期に発見できます。

まとめ:愛犬の耳の健康を守るために

犬の耳掃除について、獣医師推奨の頻度とやり方を詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめます。

耳掃除の基本ルール

ポイント内容
しっかり掃除月1〜2回で十分
耳チェック週1回を習慣に
使う道具コットンと犬用イヤークリーナーのみ
掃除範囲目に見える部分だけ
NG行為綿棒・アルコール・やりすぎ

犬種別の注意点

  • 立ち耳の犬種:汚れが少なければ頻繁な掃除は不要

  • 垂れ耳の犬種:2週に1回程度のケアを

  • 耳毛が多い犬種:定期的なチェックと必要に応じた耳毛処理

  • 短頭種:耳道が狭いので無理をしない

こんな時は獣医師へ

  • 頭を振る、耳を掻くなどの異常行動

  • 耳が赤い、腫れている、においがする

  • 耳垢の量や色の変化

  • 自分でケアする自信がない時

犬のグルーミング:自宅でできるプロのケアの一環として、耳掃除は愛犬の健康維持に欠かせないケアです。正しい知識と方法を身につけて、愛犬の耳の健康を守っていきましょう。

無理をせず、愛犬との信頼関係を大切にしながら、楽しいケアタイムを過ごしてくださいね。

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