愛犬の歯茎の色を見たことはありますか?実は、歯茎の色は犬の健康状態を示す重要なバロメーターです。この記事では、歯茎の色から読み取れる健康サインと、異常を見つけたときの対処法について解説します。
健康な犬の歯茎はどんな色?
健康な犬の歯茎は、淡いピンク色(サーモンピンク)をしています。ちょうどバブルガム🛒のような色で、適度な湿り気があり、触ると弾力があります。

歯茎の色のチェック方法
歯茎の健康状態をチェックする方法として、毛細血管再充満時間(CRT)を確認する方法があります:
犬の唇をそっとめくる
歯茎のピンク色の部分を指で軽く押す
指を離すと、押した部分が一瞬白くなる
2秒以内にピンク色に戻れば正常
2秒以上かかる場合は、血液循環に問題がある可能性があります。

犬種による違い
一部の犬種では、歯茎に黒い斑点があるのが正常な場合もあります:
チャウチャウ:舌や歯茎が青黒い
シャーペイ:歯茎に黒い色素沈着がある
その他の犬種:メラニン色素による部分的な黒い斑点
生まれつきの黒い斑点は心配いりませんが、突然現れた黒い変色は注意が必要です。
歯茎の色別:考えられる健康問題
歯茎の色の変化は、さまざまな健康問題のサインになります。
| 歯茎の色 | 考えられる原因 | 緊急性 |
|---|---|---|
| 淡いピンク | 正常 | 白〜薄いピンク |
| 貧血、ショック、心臓病 | 高(当日受診) | 真っ赤 |
| 歯肉炎、高血圧、熱中症 | 中〜高 | 青紫色 |
| チアノーゼ(低酸素状態) | 緊急 | 黄色 |
| 黄疸(肝臓病) | 高 | 黒い変色 |
| メラノーマの可能性 | 要検査 |
白っぽい・薄いピンクの歯茎
歯茎が白っぽくなっている場合は、貧血のサインです。貧血の原因としては:
内出血(外傷、腫瘍など)
免疫介在性溶血性貧血
寄生虫(ノミ、ダニによる吸血)
腎臓病
骨髄の問題
白い歯茎は緊急性が高く、当日中の受診が必要です。他にも元気がない、食欲がない、呼吸が荒いなどの症状があれば、すぐに動物病院🛒へ連れて行きましょう。
真っ赤な歯茎
歯茎が通常より赤くなっている場合は、以下の可能性があります:
歯肉炎・歯周病 3歳以上の犬の約80%が歯周病と言われています。歯垢が溜まると歯茎に炎症が起こり、赤く腫れます。口臭がひどい場合は特に注意が必要です。
熱中症 体温が上昇すると、血管が拡張して歯茎が真っ赤になります。パンティング(荒い呼吸)やよだれが多い場合は熱中症の可能性があります。
中毒 一部の中毒では、歯茎が真っ赤になることがあります。
青紫色の歯茎(チアノーゼ)
青紫色の歯茎は最も緊急性が高い状態です。体内に酸素が十分に行き渡っていない「チアノーゼ」を示しています。
原因として考えられるもの:
心臓病
呼吸器疾患(肺炎、気道閉塞など)
重度のアレルギー🛒反応
すぐに動物病院に連絡し、緊急処置を受けてください。
黄色っぽい歯茎(黄疸)
歯茎や白目が黄色くなっている場合は、黄疸の可能性があります。黄疸は以下の疾患で見られます:
肝臓病
胆道の問題
免疫介在性溶血性貧血
黄疸も緊急性が高いため、早めの受診が必要です。
黒い変色・しこり
生まれつきではない黒い変色が突然現れた場合は、メラノーマ(悪性黒色腫)の可能性があります。メラノーマは犬の口腔内腫瘍の中で発生率が高い悪性腫瘍です。
以下の場合は早めに受診しましょう:
黒い部分の形がいびつ
境界がぼやけている
腫れや出血を伴う
急に大きくなった
歯茎の健康を守るデンタルケア
歯茎を健康に保つためには、日頃からのケアが大切です。
毎日の歯磨き
毎日3分のデンタルケアルーティンを習慣にしましょう。歯磨きは歯周病予防の基本です。嫌がる犬でも成功する歯磨きのコツを参考にしてください。
定期的な口腔チェック
週に1〜2回は、愛犬の口の中をチェックする習慣をつけましょう。リラックス🛒しているときや、歯磨きのタイミングで確認するとよいでしょう。
チェック🛒ポイント:
歯茎の色(ピンク色が正常)
歯茎の腫れや出血
口臭の有無
歯石の付着
しこりや異常な突起
自宅でできる歯の健康チェック方法も参考にしてください。
歯石除去
歯石がついてしまった場合は、動物病院での専門的な歯石除去が必要です。歯石は歯茎の炎症を悪化させる原因になります。
動物病院を受診すべきサイン
以下のような症状がある場合は、早めに動物病院を受診してください:
| 症状 | 緊急性 |
|---|---|
| 歯茎が白い・青紫色 | 緊急(今すぐ受診) |
| 歯茎が黄色い | 高(当日受診) |
| 歯茎が腫れて出血している | 中(数日以内に受診) |
| 口臭がひどい | 中 |
| 黒いしこりがある | 高(早めに受診) |
| 食欲がない、元気がない | 高 |
こんな症状は歯医者へ!受診すべきサインも併せてご確認ください。
参考情報
この記事は以下の信頼できる情報源を参考に作成しています:
Pale Gums in Dogs - Vets Now
犬の歯茎が黒い原因と対処法 - 森田動物医療センター
犬の貧血、歯茎の色でチェック - Vet
まとめ:歯茎の色は健康のバロメーター
犬の歯茎の色は、全身の健康状態を反映しています。
健康な歯茎は淡いピンク色🛒で湿っている
白い歯茎は貧血、青紫色は低酸素状態のサイン
毛細血管再充満時間は2秒以内が正常
週1〜2回の口腔チェックを習慣に
異常を見つけたら早めに動物病院へ
日頃から愛犬の歯茎の色を観察し、異変に気づいたらすぐに対処することが大切です。デンタルケア製品を比較して、毎日のケアを始めましょう。





