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犬の歯茎の色で健康チェック

犬の歯茎の色で健康チェックの画像

愛犬の歯茎の色を見たことはありますか?実は、歯茎の色は犬の健康状態を示す重要なバロメーターです。この記事では、歯茎の色から読み取れる健康サインと、異常を見つけたときの対処法について解説します。

健康な犬の歯茎はどんな色?

健康な犬の歯茎は、淡いピンク色(サーモンピンク)をしています。ちょうどバブルガム🛒のような色で、適度な湿り気があり、触ると弾力があります。

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歯茎の色のチェック方法

歯茎の健康状態をチェックする方法として、毛細血管再充満時間(CRT)を確認する方法があります:

  1. 犬の唇をそっとめくる

  2. 歯茎のピンク色の部分を指で軽く押す

  3. 指を離すと、押した部分が一瞬白くなる

  4. 2秒以内にピンク色に戻れば正常

2秒以上かかる場合は、血液循環に問題がある可能性があります。

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犬種による違い

一部の犬種では、歯茎に黒い斑点があるのが正常な場合もあります:

  • チャウチャウ:舌や歯茎が青黒い

  • シャーペイ:歯茎に黒い色素沈着がある

  • その他の犬種:メラニン色素による部分的な黒い斑点

生まれつきの黒い斑点は心配いりませんが、突然現れた黒い変色は注意が必要です。

歯茎の色別:考えられる健康問題

歯茎の色の変化は、さまざまな健康問題のサインになります。

歯茎の色考えられる原因緊急性
淡いピンク正常白〜薄いピンク
貧血、ショック、心臓病高(当日受診)真っ赤
歯肉炎、高血圧、熱中症中〜高青紫色
チアノーゼ(低酸素状態)緊急黄色
黄疸(肝臓病)黒い変色
メラノーマの可能性要検査

白っぽい・薄いピンクの歯茎

歯茎が白っぽくなっている場合は、貧血のサインです。貧血の原因としては:

  • 内出血(外傷、腫瘍など)

  • 免疫介在性溶血性貧血

  • 寄生虫(ノミ、ダニによる吸血)

  • 腎臓病

  • 骨髄の問題

白い歯茎は緊急性が高く、当日中の受診が必要です。他にも元気がない、食欲がない、呼吸が荒いなどの症状があれば、すぐに動物病院🛒へ連れて行きましょう。

真っ赤な歯茎

歯茎が通常より赤くなっている場合は、以下の可能性があります:

歯肉炎・歯周病 3歳以上の犬の約80%が歯周病と言われています。歯垢が溜まると歯茎に炎症が起こり、赤く腫れます。口臭がひどい場合は特に注意が必要です。

熱中症 体温が上昇すると、血管が拡張して歯茎が真っ赤になります。パンティング(荒い呼吸)やよだれが多い場合は熱中症の可能性があります。

中毒 一部の中毒では、歯茎が真っ赤になることがあります。

青紫色の歯茎(チアノーゼ)

青紫色の歯茎は最も緊急性が高い状態です。体内に酸素が十分に行き渡っていない「チアノーゼ」を示しています。

原因として考えられるもの:

すぐに動物病院に連絡し、緊急処置を受けてください

黄色っぽい歯茎(黄疸)

歯茎や白目が黄色くなっている場合は、黄疸の可能性があります。黄疸は以下の疾患で見られます:

  • 肝臓病

  • 胆道の問題

  • 免疫介在性溶血性貧血

黄疸も緊急性が高いため、早めの受診が必要です。

黒い変色・しこり

生まれつきではない黒い変色が突然現れた場合は、メラノーマ(悪性黒色腫)の可能性があります。メラノーマは犬の口腔内腫瘍の中で発生率が高い悪性腫瘍です。

以下の場合は早めに受診しましょう:

  • 黒い部分の形がいびつ

  • 境界がぼやけている

  • 腫れや出血を伴う

  • 急に大きくなった

歯茎の健康を守るデンタルケア

歯茎を健康に保つためには、日頃からのケアが大切です。

毎日の歯磨き

毎日3分のデンタルケアルーティンを習慣にしましょう。歯磨きは歯周病予防の基本です。嫌がる犬でも成功する歯磨きのコツを参考にしてください。

定期的な口腔チェック

週に1〜2回は、愛犬の口の中をチェックする習慣をつけましょう。リラックス🛒しているときや、歯磨きのタイミングで確認するとよいでしょう。

チェック🛒ポイント:

  • 歯茎の色(ピンク色が正常)

  • 歯茎の腫れや出血

  • 口臭の有無

  • 歯石の付着

  • しこりや異常な突起

自宅でできる歯の健康チェック方法も参考にしてください。

歯石除去

歯石がついてしまった場合は、動物病院での専門的な歯石除去が必要です。歯石は歯茎の炎症を悪化させる原因になります。

動物病院を受診すべきサイン

以下のような症状がある場合は、早めに動物病院を受診してください:

症状緊急性
歯茎が白い・青紫色緊急(今すぐ受診)
歯茎が黄色い高(当日受診)
歯茎が腫れて出血している中(数日以内に受診)
口臭がひどい
黒いしこりがある高(早めに受診)
食欲がない、元気がない

こんな症状は歯医者へ!受診すべきサインも併せてご確認ください。

参考情報

この記事は以下の信頼できる情報源を参考に作成しています:

まとめ:歯茎の色は健康のバロメーター

犬の歯茎の色は、全身の健康状態を反映しています。

  • 健康な歯茎は淡いピンク色🛒で湿っている

  • 白い歯茎は貧血青紫色は低酸素状態のサイン

  • 毛細血管再充満時間は2秒以内が正常

  • 週1〜2回の口腔チェックを習慣に

  • 異常を見つけたら早めに動物病院へ

日頃から愛犬の歯茎の色を観察し、異変に気づいたらすぐに対処することが大切です。デンタルケア製品を比較して、毎日のケアを始めましょう。

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