はじめに
「トイプードルを飼いたいけれど、どんな性格?」「初心者でも飼える?」「どんな病気に気をつければいい?」――これからトイプードルを迎えようと考えている方の多くが、こうした疑問を抱いています。

トイプードルは、日本で最も人気の犬種として16年連続で登録頭数第1位を維持しており、その愛らしい見た目と賢い性格から、初心者からベテラン飼い主まで幅広い支持を集めています。本記事では、トイプードルの性格、飼い方、しつけ方法、注意したい病気まで、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。
この記事を読めば、トイプードルとの幸せな生活をスタートするために必要な知識がすべて手に入ります。
トイプードルとは?基本情報
トイプードルとは、プードルの中で最も小さいサイズの犬種で、体高24~28cm、体重約3kg前後の小型犬です。犬種図鑑において、賢さ、愛らしさ、飼いやすさのすべてを兼ね備えた理想的な家庭犬として知られています。

トイプードルの歴史
プードルはもともとフランスで水猟犬として活躍していた犬種で、その中から小型化されたのがトイプードルです。現在では、アニコム損保の調査によると、2024年のJKC登録頭数は73,125頭で、日本で最も愛されている犬種となっています。
身体的特徴
サイズと体重:
体高: 24~28cm
体重: 約3kg(1.8~2.7kg)
体型: 小柄でバランスの取れた体つき
被毛の特徴:
巻き毛(カーリーコート🛒)が特徴
シングルコートのため抜け毛が非常に少ない
毛色は全14種類(レッド、アプリコット、ブラック、ホワイト、クリームなど)
寿命
トイプードルの平均寿命は12~15歳で、アニコム損保の調査では15.4歳という報告もあります。小型犬の中でも比較的長寿な犬種で、適切な健康管理を行えば20歳近くまで生きることも可能です。
トイプードルの性格と特徴
トイプードルの性格は、「賢い」「人懐っこい」「活発」という3つの特徴で表現されます。
賢く学習能力が高い
トイプードルは全犬種中2番目に賢いとされ、新しいことを素早く学習する能力に優れています。
知能の高さを示す特徴:
複雑な指示も理解できる
トレーニングの飲み込みが早い
問題解決能力が高い
飼い主の感情を読み取る能力がある
この高い知能により、しつけがしやすく、初心者でも扱いやすい犬種として人気です。ただし、賢いがゆえに、一貫性のないしつけをすると混乱してしまうこともあるため、明確なルールを設定することが大切です。
人懐っこく社交的
トイプードルは非常に人懐っこい性格で、家族全員と強い絆を築きます。
社交性の特徴:
飼い主に対して非常に愛情深い
見知らぬ人にも友好的
他の犬や動物とも仲良くできる
子供とも上手に遊べる
この社交的な性格から、多頭飼いや子供のいる家庭にも適しています。ただし、人が大好きすぎて、長時間の留守番が苦手な一面もあります。
活発で遊び好き
明るく活発な性格で、遊ぶことが大好きです。
活動的な特性:
ボール遊びやフリスビー🛒が好き
散歩を楽しむ
知的なゲームを好む
エネルギッシュで元気
適度な運動と遊びの時間を確保することで、心身ともに健康を維持できます。
毛色による性格の違い
一般的に以下のような傾向があると言われています:
レッド・アプリコット: 明るく活発
ブラック: 落ち着いていて賢い
ホワイト: 穏やかで優しい
シルバー: 独立心が強い
ただし、個体差が大きいため、あくまで参考程度に考えましょう。
トイプードルの飼い方
初心者でも飼いやすい理由
トイプードルは初心者にも飼いやすい犬種として知られています。
飼いやすい理由:
小型で扱いやすい: 体重3kg前後で、抱っこや移動が楽
抜け毛が少ない: シングルコートで掃除が楽、アレルギーが出にくい
賢くしつけやすい: トレーニングの飲み込みが早い
人懐っこい: 家族全員と仲良くできる
運動量が適度: 1日30分程度の散歩で十分
情報が豊富: 人気犬種なので飼育情報が充実
必要な飼育環境
住居:
マンションやアパートでも飼育可能
室内飼育が基本
ケージやサークル🛒の設置スペース(60×90cm程度)
温度管理:
室温は20~25度が理想
エアコンで温度調整が必須
直射日光が当たらない場所
安全対策:
フローリングには滑り止めマットを敷く
高低差のある家具に注意
誤飲の危険がある小物を置かない
日常のお世話
食事:
子犬: 1日3~4回
成犬: 1日2回
小型犬用の高品質なドッグフード
体重1kgあたり50~110kcalが目安
散歩:
1日2回、各15~20分程度
朝晩の涼しい時間帯が理想
社会化のためにも毎日行う
遊び:
室内での遊び時間も重要
知的なおもちゃで刺激を与える
ボール遊びやかくれんぼなど
トイプードルのしつけ
トイレトレーニング
生後2~3ヶ月から開始するのが理想的です。
トレーニング手順:
トイレの場所を決める(ケージ内またはリビングの隅)
食後、起床後、遊んだ後にトイレに誘導
成功したら大げさに褒める
失敗しても叱らない
根気強く繰り返す
トイプードルは賢いため、一貫したトレーニングを行えば、通常1~2ヶ月でマスターできます。
基本的な命令
教えるべき基本コマンド:
おすわり: 最初に教える基本
待て: 衝動的な行動を抑える
おいで: 呼び戻しの訓練
ふせ: 落ち着かせる指示
ハウス: ケージに入る指示
しつけのコツ:
短い言葉で統一する
できたら即座に褒める
おやつやおもちゃ🛒でご褒美
1回のトレーニングは5~10分
楽しい雰囲気で行う
社会化トレーニング
生後3~14週が社会化期と呼ばれ、この時期の経験が犬の性格形成に大きく影響します。
社会化の内容:
さまざまな人と会わせる
他の犬と触れ合わせる
いろいろな音に慣れさせる
車や電車などの乗り物に慣れる
動物病院やトリミングサロンに慣れる
適切な社会化により、怖がりや攻撃的にならず、どこでも連れて行ける犬に育ちます。
トイプードルの健康管理
定期的な健康チェック
自宅でのチェック項目:
目: 涙やけ、目やになど
耳: 汚れ、臭い、赤み
歯: 歯石、口臭
皮膚: かゆみ、脱毛、赤み
歩き方: びっこを引いていないか
毎日のスキンシップの中で、これらをチェックする習慣をつけましょう。
ワクチンと予防
必要なワクチン:
混合ワクチン: 年1回
狂犬病ワクチン: 年1回(義務)
予防医療:
フィラリア予防: 4月~12月(月1回)
ノミ・ダニ予防: 通年(月1回)
定期健康診断: 年1回(7歳以上は年2回)
トイプードルの注意したい病気
膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝蓋骨脱臼は、トイプードルに最も多く見られる病気で、実に7頭に1頭が発症すると言われています。
症状:
後ろ足を上げたまま歩く
スキップするような歩き方
足を触ると痛がる
運動を嫌がる
グレード分類:
グレード1: 手で押すと脱臼するが自然に戻る
グレード2: 脱臼しやすく、手で戻せる
グレード3: 常に脱臼、手で一時的に戻せる
グレード4: 常に脱臼、手でも戻せない
予防方法:
床の対策: フローリングに滑り止めマットを敷く
体重管理: 太らせない(関節への負担軽減)
運動制限: 高所からのジャンプを避ける
筋力維持: 適度な運動で筋肉を鍛える
足裏ケア: 肉球の間の毛を定期的にカット
グレード3以上や日常生活に支障がある場合は、外科手術が必要になることもあります。
外耳炎
垂れ耳で耳の中が蒸れやすいため、外耳炎になりやすい犬種です。
症状:
耳を頻繁に掻く
頭を振る
耳垢が増える
悪臭がする
耳が赤くなる
予防:
週1回の耳掃除
トリミング時に耳毛を抜く
耳の中を乾燥させる
シャンプー🛒後は耳の水分をしっかり拭く
涙やけ
目頭から鼻にかけて茶色く変色する症状で、トイプードル、特に明るい毛色の子に目立ちます。
原因:
涙管の詰まり
目の周りの毛が目に入る
アレルギー
食事
対策:
毎日目の周りを拭く
涙やけ専用クリーナーを使用
目の周りの毛をカット
良質なフードに変更
その他の注意したい病気
気管虚脱: 興奮時の呼吸困難
骨折: 細い足の骨が折れやすい
歯周病: 小型犬は歯が密集し歯垢がたまりやすい
クッシング症候群: 副腎の病気
トリミングとお手入れ
トリミングの頻度
トイプードルのトリミングは月1回~2ヶ月に1回が推奨されます。
トリミングが必要な理由:
毛が伸び続ける犬種
伸びすぎると視界を妨げる
毛玉ができやすい
皮膚病の予防
見た目を美しく保つ
費用:
カット込み: 5,000~8,000円
シャンプーのみ: 3,000~5,000円
地域や店舗により異なる
人気のカットスタイル
テディベアカット: 最も人気のスタイル。顔を丸くカットし、ぬいぐるみのような愛らしさ。
アフロカット: 頭をアフロヘアのように大きく丸くカット。個性的で可愛い。
モヒカンカット: 頭頂部の毛を長めに残し、サイドを短くカット。クールな印象。
ピーナツカット: 体の中央部分を細くカットし、ピーナツのようなシルエット。
自宅でのケア
毎日のブラッシング:
スリッカーブラシを使用
毛玉予防と皮膚の血行促進
5~10分程度
シャンプー:
月2~3回(トリミングサロンに任せてもOK)
犬用シャンプー🛒を使用
しっかり乾かす
歯磨き:
毎日または2日に1回
犬用歯ブラシまたは指サック
歯周病予防に重要
爪切り:
月1回程度
伸びすぎると歩行に支障
トリミングサロンで依頼可
よくある質問(FAQ)
トイプードルはどんな性格ですか?
トイプードルは賢く、人懐っこく、活発な性格です。全犬種中2番目に知能が高く、新しいことを素早く学習します。家族全員に対して愛情深く、見知らぬ人や他の犬とも友好的に接することができます。明るく遊び好きで、ボール遊びやかくれんぼなどを楽しみます。ただし、賢いがゆえに一貫性のないしつけには混乱するため、明確なルールを設定することが大切です。
トイプードルは初心者でも飼えますか?
はい、トイプードルは初心者にも飼いやすい犬種です。理由は以下の通りです:
小型で扱いやすい(体重約3kg)
抜け毛が少なく掃除が楽
賢くしつけやすい
人懐っこく家族思い
適度な運動量(1日30分程度の散歩)
飼育情報が豊富
ただし、月1回のトリミング(5,000~8,000円)が必須であり、毎日のブラッシングも必要です。この手入れを楽しめる方であれば、初心者でも十分に飼育できます。
トイプードルがなりやすい病気は何ですか?
トイプードルがなりやすい病気は以下の通りです:
膝蓋骨脱臼(パテラ): 7頭に1頭が発症。後ろ足の膝の骨が外れる病気
外耳炎: 垂れ耳で耳の中が蒸れやすい
涙やけ: 目頭から鼻にかけて茶色く変色
気管虚脱: 興奮時に呼吸困難
骨折: 細い足の骨が折れやすい
歯周病: 歯が密集し歯垢がたまりやすい
特に膝蓋骨脱臼は、フローリングに滑り止めマットを敷く、高所からのジャンプを避けるなどの予防が重要です。
トイプードルのトリミングはどのくらいの頻度で必要ですか?
トイプードルのトリミングは月1回~2ヶ月に1回が推奨されます。トイプードルの毛は伸び続ける性質があり、放置すると視界を妨げたり、毛玉ができて皮膚炎の原因になります。
費用:
カット込み: 5,000~8,000円
シャンプー🛒のみ: 3,000~5,000円
自宅では毎日のブラッシング(5~10分)が理想的です。これにより毛玉を防ぎ、皮膚の血行も促進されます。
トイプードルの寿命は何歳ですか?
トイプードルの平均寿命は12~15歳です。アニコム損保の調査では15.4歳という報告もあり、小型犬の中でも比較的長寿な犬種です。適切な食事管理、定期的な運動、健康チェックを行えば、20歳近くまで生きることも可能です。長寿の秘訣は:
良質なフードで適正体重を維持
毎日の散歩と遊び
定期的な健康診断(年1回、7歳以上は年2回)
歯磨きなどの日常ケア
ストレスの少ない環境
まとめ
トイプードルは、賢く、人懐っこく、活発な性格で、初心者からベテラン飼い主まで幅広く愛されている犬種です。日本で16年連続人気No.1を維持しているのは、その飼いやすさと愛らしさが理由です。
トイプードルの魅力まとめ
賢い: 全犬種中2番目の知能、しつけやすい
飼いやすい: 小型、抜け毛少ない、適度な運動量
人懐っこい: 家族思い、社交的
長寿: 平均15歳前後と比較的長生き
多様なカット: テディベアカット等、様々なスタイルを楽しめる
飼育前に確認すべきこと
[ ] 月1回のトリミング費用(5,000~8,000円)を用意できる
[ ] 毎日のブラッシングができる
[ ] 1日30分程度の散歩時間を確保できる
[ ] 室内飼育の環境を整えられる
[ ] 留守番時間が長すぎない(8時間以内が理想)
[ ] 膝蓋骨脱臼などの病気リスクを理解している
次のステップ
トイプードルを迎える決心がついたら、以下のステップで準備を進めましょう:
情報収集: 犬種図鑑でさらに詳しい情報を確認
ブリーダー探し: 信頼できるブリーダーまたはペットショップを見つける
用品準備: ケージ、トイレ、フード、おもちゃ🛒などを揃える
動物病院選定: 近くの評判の良い動物病院を探す
トリミングサロン: 通いやすいサロンを見つける
トイプードルとの生活は、多くの喜びと癒しをもたらしてくれます。適切な知識と準備をもって、素晴らしいパートナーを迎えてください。






