ペットショップは、犬を迎える最も一般的な方法の一つです。しかし、すべてのペットショップが信頼できるわけではなく、中には劣悪な環境で子犬を扱う店舗も存在します。
ペットファミリー損保の調査によると、ペットショップ選びで重要なのは「清潔さ」「スタッフの知識」「アフターサポート」の3点です。また、動物愛護法により生後56日以内の子犬・子猫の販売は禁止されており、これを守らない店は要注意です。
この記事では、信頼できるペットショップの見極め方、購入前に確認すべきチェックポイント、契約時の注意点まで詳しく解説します。犬を飼う前に考えるべき10のことと合わせて、後悔しない選択をしましょう。
良いペットショップと悪いペットショップの見分け方
まず訪問した時点で、そのペットショップが信頼できるかを見極めることが重要です。

店舗全体のチェックポイント
良いペットショップの特徴:
| チェック項目 | 良い店 | 悪い店 |
|---|---|---|
| 清潔さ | ケージ内に排泄物がなく清潔 | 糞尿が放置され悪臭がする |
| 明るさ | 適度な照明で子犬が休める | 過度に明るく休息時間なし |
| スペース | 十分な広さで動き回れる | 狭いショーケースに詰め込み |
| 展示時間 | 休息時間が設けられている | 1日中展示されている |
| 騒音レベル | 静かで落ち着いた環境 | うるさく子犬がストレス状態 |
| 飲み水 | 常に新鮮な水が用意されている | 水が汚れていたり空だったり |
わんちゃんホンポでも、清潔さと環境の重要性が強調されています。

法令遵守の確認
必ず確認すべき法的事項:
第一種動物取扱業の登録証明書 - 店内の見やすい場所に掲示されているか
生後56日規制の遵守 - 動物愛護法により生後56日(8週)未満の販売は違法
対面販売の実施 - インターネット販売のみは違法、必ず対面説明が必要
販売前の説明義務 - 犬の特性、飼育方法、費用などを文書と口頭で説明
これらを守らないペットショップは、悪質業者の可能性があります。
スタッフの対応と知識レベル
スタッフの質は、ペットショップの信頼性を測る重要な指標です。
優良店のスタッフの特徴
良いスタッフの見極めポイント:
| 評価項目 | 優良スタッフの対応 | 要注意スタッフの対応 |
|---|---|---|
| 質問への回答 | 具体的で詳細な説明ができる | 曖昧で適当な回答 |
| ブリーダー情報 | 名前・所在地を開示できる | 「教えられない」と拒否 |
| デメリット説明 | 犬種の欠点も正直に伝える | 良い面しか言わない |
| 押し売り | 顧客のペースを尊重 | 即決を迫る、強引 |
| アフターサポート | 購入後の相談体制を説明 | 「売ったら終わり」の態度 |
| 知識レベル | 犬種特性、しつけ、健康に詳しい | 基本的な質問に答えられない |
ペットアンドコーでは、店員に聞くべき4つの質問として、「どこから来た子ですか」「詳しいブリーダー情報を教えてください」「この犬種の注意点は?」「アフターサポートはありますか」を推奨しています。
店員に必ず聞くべき質問リスト
購入前の重要な質問:
この子犬の出身ブリーダーの名前と所在地は?
親犬の健康状態や遺伝的疾患の有無は?
ワクチン接種歴と今後のスケジュールは?
この犬種特有の病気や問題行動は?
購入後の健康保証の内容は?
返品・交換の条件は?
しつけや健康相談はできますか?
かかりつけ動物病院🛒の紹介はありますか?
これらに明確に答えられない店は避けるべきです。
子犬の健康状態チェックリスト
ペットショップで子犬を見る際、健康状態を自分の目で確認することが重要です。
外見チェックポイント
子犬の健康診断チェック表:
| 部位 | 健康な状態 | 要注意の状態 |
|---|---|---|
| 目 | 輝きがあり、目ヤニがない | 目ヤニが多い、充血している |
| 鼻 | 適度に湿っている | 過度に乾燥または鼻水が出ている |
| 耳 | 清潔で臭いがない | 汚れ、悪臭、炎症がある |
| 口・歯 | ピンク色の歯茎、白い歯 | 歯茎が白い、口臭が強い |
| 被毛 | ツヤがあり、フケがない | パサつき、抜け毛が多い、ハゲがある |
| お尻周り | 清潔で乾いている | 汚れ、下痢の跡がある |
| 体型 | 適度な肉付き、しっかりした体 | 骨が浮き出ている、お腹が異常に膨らんでいる |
| 動き | 活発で好奇心旺盛 | ぐったりしている、震えている |
行動・性格チェック
観察すべき行動:
あなたを見てしっぽを振るか(社会性)
手を差し出すと近づいてくるか(人懐こさ)
他の子犬と遊んでいるか(健全な発達)
食事時の食欲は旺盛か(健康状態)
抱っこしたときの反応は?(性格)
極端に怯えたり、逆に攻撃的だったりする子犬は、社会化不足の可能性があります。
購入前に確認すべき書類と情報
ペットショップでの購入は、単なる買い物ではなく、生き物との契約です。
必須確認書類
購入前に必ず受け取るべき書類:
| 書類名 | 内容 | 重要度 |
|---|---|---|
| 血統書 | 純血種の場合、3〜6ヶ月後に発行 | ★★★ |
| ワクチン接種証明書 | 接種済みワクチンの記録 | ★★★★★ |
| 健康診断書 | 獣医師による健康チェックの結果 | ★★★★★ |
| 売買契約書 | 購入条件、保証内容が記載 | ★★★★★ |
| 動物取扱業登録証のコピー | 店舗の合法性証明 | ★★★★ |
| 生体情報説明書 | 犬種特性、飼育方法の説明 | ★★★★ |
契約書のチェックポイント
契約書で特に注意すべき項目:
健康保証の範囲と期間
- 何日以内の病気・死亡が対象か - 保証内容(返金・交換・治療費負担) - 遺伝性疾患の保証期間
返品・キャンセル🛒条件
- クーリングオフは適用されるか - 返品可能な条件と期限 - 返金額(全額か一部か)
禁止事項
- 繁殖目的での購入制限 - 転売禁止条項
アフターサポート内容
- 無料相談期間 - 健康診断サービス - しつけ教室の有無
ペット事業者の弁護士によると、購入後に病気が発覚した場合、契約書の内容が重要な証拠となります。
ペットショップのメリットとデメリット
ペットショップでの購入には、ブリーダーからの購入や保護犬の譲渡と比較して、独自のメリット・デメリットがあります。
ペットショップのメリット
ペットショップで買うメリット:
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| 気軽に見学できる | 予約不要で多くの子犬を一度に見られる |
| 複数犬種の比較が可能 | 様々な犬種を見比べて選べる |
| アクセスの良さ | 商業施設内にあることが多く立地が便利 |
| グッズが揃う | 飼育用品を一緒に購入できる |
| 初心者向けサポート | 基本的な飼育指導がある店も |
| ローン対応 | 分割払いが可能な店が多い |
ペットショップのデメリット
ペットショップで買うデメリット:
| デメリット | 詳細 |
|---|---|
| 価格が高い | ブリーダー直販より1.5〜2倍高いことも |
| 出自が不明瞭 | 親犬を見られない、ブリーダー情報が不透明 |
| 社会化不足のリスク | 早期に親から離され、ストレス環境で育つ |
| 健康問題のリスク | パピーミル(繁殖工場)出身の可能性 |
| 衝動買いの危険 | 可愛さで冷静な判断ができなくなる |
| 中間マージン | 複数の業者を経由し、利益が上乗せされている |
購入から引き渡しまでの流れ
ペットショップでの購入手続きを理解しておきましょう。
一般的な購入フロー
ペットショップでの購入ステップ🛒:
来店・見学(1日目)
- 複数の店舗を訪問 - 気になる子犬をチェック - スタッフに質問
検討期間(数日〜1週間)
- 家族で話し合い - 飼育環境の準備確認 - 適性チェックリストで最終確認
再訪問・決定(2日目以降)
- 子犬の健康状態を再確認 - 必要書類の確認 - 契約内容の詳細確認
契約・支払い
- 契約書に署名 - 支払い(現金・カード・ローン) - 引き渡し日の調整
引き渡し(通常1週間以内)
- 子犬の受け取り - 必需品の受け取りまたは購入 - アフターサポートの確認
引き渡し時の最終チェック
引き渡し当日に確認すべきこと:
健康状態の最終確認(目ヤニ、お尻の汚れなど)
必要書類がすべて揃っているか
マイクロチップ登録情報の確認
今までのフード🛒のサンプルをもらう
緊急連絡先の確認
まとめ:信頼できるペットショップで運命の子犬を
ペットショップでの犬の購入は、正しい知識と慎重な判断があれば、素晴らしい出会いの場となります。
ペットショップ選びの最重要ポイント:
✅ 清潔で適切な飼育環境
✅ 第一種動物取扱業の登録証明書の掲示
✅ 生後56日以上の子犬のみ販売
✅ スタッフの知識が豊富で質問に丁寧に答える
✅ ブリーダー情報を開示できる透明性
✅ 充実した健康保証とアフターサポート
✅ 契約内容が明確で書面化されている
✅ 押し売りせず、顧客の判断を尊重
購入前の最終確認リスト:
子犬の健康状態を目視で確認した
複数の店舗を比較検討した
家族全員が合意している
飼育費用の準備ができている
契約書の内容を理解し納得した
アフターサポート体制を確認した
もしペットショップに不安がある場合は、ブリーダーから直接迎える選択肢や、保護犬を迎えることも検討してください。
どの方法を選ぶにしても、犬を迎える準備を万全にして、幸せな犬との生活をスタートさせましょう。




