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犬種図鑑:あなたにぴったりの犬種を見つける|2026年最新版

犬種別の皮膚トラブル傾向と予防法

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愛犬の皮膚トラブルに悩んでいませんか?実は、犬種によってかかりやすい皮膚病の傾向が大きく異なります。柴犬はアトピー性皮膚炎になりやすく、フレンチブルドッグ🛒は皮膚のヒダに汚れが溜まりやすい、シーズーは脂漏症になりやすいなど、それぞれの特徴を知ることで、効果的な予防とケアが可能になります。本記事では、獣医師監修のもと、主要な犬種別の皮膚トラブル傾向と具体的な予防法を詳しく解説します。

犬種別・皮膚トラブルの遺伝的傾向

犬の皮膚病は遺伝的要因が大きく関与しています。アニコム損保の調査によると、フレンチブルドッグ、柴犬、シーズーは特にアトピー性皮膚炎にかかりやすく、比較的若齢で発症する傾向があります。

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犬種によって皮膚の構造、被毛の質、皮脂分泌量が異なるため、それぞれに適したケアが必要です。例えば、短頭種は皮膚のヒダが多く、長毛種は毛玉による皮膚蒸れが起こりやすいといった特徴があります。

遺伝的に皮膚が弱い犬種を飼う場合は、子犬の頃から予防的なスキンケアを習慣化することが重要です。また、ブリーダーから迎える際は、親犬の皮膚病歴を確認することも有効な予防策となります。

柴犬・日本犬種の皮膚トラブル

柴犬は他の犬種と比べて皮膚バリア機能が低いと言われ、犬アトピー性皮膚炎の好発犬種として知られています。特に春の換毛期には、抜け毛が蓄積すると皮膚の換気が悪くなり、皮膚トラブルにつながる可能性が高まります。

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柴犬の皮膚ケアのポイントは、換毛期の徹底したブラッシングです。1日2回のブラッシングで抜け毛を除去し、皮膚の通気性を保つことが重要です。また、アレルゲンとなる花粉やハウスダストを洗い流すために、散歩後の足拭きと月1~2回の薬用シャンプー🛒も効果的です。

柴犬は日本の気候に適応した犬種ですが、室内飼育が増えたことで、逆に皮膚トラブルが増加傾向にあります。適度な換気と湿度管理(40~60%が理想)も忘れずに行いましょう。

フレンチブルドッグ・短頭種の皮膚ケア

フレンチブルドッグやパグなどの短頭種は、顔やしっぽの付け根に深いヒダがあり、これらのヒダには皮脂や汚れが溜まりやすい特徴があります。放置すると細菌やカビが繁殖し、皮膚炎を引き起こします。

短頭種のスキンケアで最も重要なのは、皮膚のヒダの清潔維持です。毎日、柔らかい濡れタオル🛒でヒダの間を優しく拭き取り、その後しっかり乾燥させます。水分が残るとカビの温床になるため、乾いた布で水気を完全に取り除くことが重要です。

また、短頭種はアレルギー体質も多く、食物アレルギーや環境アレルゲンによる皮膚炎も頻発します。敏感肌用のスキンケア製品の使用や、アレルゲンを特定するための検査も検討しましょう。

シーズー・長毛小型犬の脂漏症対策

シーズーは犬アトピー性皮膚炎の好発犬種であり、併発する脂漏症によって重度のマラセチア皮膚炎を起こしやすい特徴があります。シーズーはチベットの乾燥した気候で育種されたため、皮膚を守る皮脂を多く分泌しますが、日本の湿度の高い環境では皮脂過剰となり、真菌の増殖を招きます。

シーズーの皮膚ケアの基本は、約2週間に1回の定期的なシャンプー🛒と毎日のブラッシングです。シャンプーは脂漏症対策用の薬用シャンプーを使用し、皮脂と汚れをしっかり洗い流します。ただし、洗いすぎは逆効果なので、週1回以上は避けましょう。

マルチーズ、ヨークシャーテリアなどの長毛小型犬も同様の傾向があるため、定期的なトリミング(月1回程度)で被毛を清潔に保つことも重要な予防策です。

ゴールデンレトリバー・大型犬種の皮膚病

ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバーなどの大型レトリバー種は、アトピー性皮膚炎や脂漏症にかかりやすく、特に耳や指の間、脇の下など蒸れやすい部位に皮膚トラブルが起こりやすい傾向があります。

大型犬の皮膚ケアでは、運動後や水遊び後の換毛期の抜け毛対策と乾燥が重要です。濡れたまま放置すると細菌が繁殖しやすいため、タオルドライとドライヤー🛒でしっかり乾かします。特に耳の内側や指の間は見落としがちなので注意しましょう。

また、大型犬は関節に負担がかかりやすく、床ずれから皮膚トラブルに発展することもあります。適切な体重管理と、柔らかいベッドの使用も皮膚の健康維持に役立ちます。

プードル・ダックスフンド・その他人気犬種

トイプードル、ダックスフンド、チワワなどの人気小型犬種も、アトピー性皮膚炎の発症率が高いことが報告されています。これらの犬種に共通する予防策として、以下が挙げられます。

第一に、オメガ3・オメガ6脂肪酸を含む高品質な食事の提供です。皮膚のバリア機能を強化するためには、必須脂肪酸が重要な役割を果たします。第二に、アレルゲン(花粉、ハウス🛒ダスト、ダニ)の除去です。こまめな掃除と空気清浄機の使用で、環境中のアレルゲンを減らしましょう。

第三に、ノミ・ダニの予防です。ノミアレルギー性皮膚炎は予防可能な皮膚病の代表例で、月1回の予防薬投与で確実に防ぐことができます。

トイプードルは換毛期がなく年中少しずつ毛が抜けるため、毎日のブラッシングと月1回のトリミングで皮膚の清潔を保ちましょう。ダックスフンドは胴が長く地面に近いため、散歩後の腹部の拭き取りも忘れずに行います。

犬種別・皮膚トラブル予防の比較表

以下の表は、主要な犬種における皮膚トラブルの傾向と推奨ケアをまとめたものです。

犬種主な皮膚トラブル好発部位推奨ケア頻度重点ポイント
柴犬アトピー性皮膚炎顔、足、腹部ブラッシング毎日換毛期の徹底ケア
フレンチブルドッグ皮膚のヒダ皮膚炎顔のヒダ、尾根ヒダ拭き毎日ヒダの乾燥維持
シーズー脂漏症、マラセチア全身シャンプー2週に1回皮脂コントロール
ゴールデンレトリバーアトピー、脂漏症耳、脇、指の間運動後の乾燥蒸れ防止
トイプードルアトピー性皮膚炎顔、耳、四肢トリミング月1回毛玉予防
ダックスフンドアトピー、接触性皮膚炎腹部、足散歩後の拭き取り腹部の清潔維持
チワワアトピー性皮膚炎顔、耳定期的な保湿乾燥予防

この表を参考に、愛犬の犬種に合わせた予防ケアを実践しましょう。

犬種別スキンケアの実践ポイント

犬種別の皮膚トラブル予防には、以下の3つの基本原則があります。

1. 皮膚を清潔に保つ 犬種に応じた頻度でのシャンプー🛒とブラッシングを行います。短頭種は毎日のヒダ拭き、長毛種は毎日のブラッシング、柴犬などの換毛する犬種は換毛期の集中ケアが重要です。

2. 皮膚バリア機能を強化する オメガ脂肪酸を含む良質な食事、適度な保湿、ストレス軽減により、皮膚の自己防御機能を高めます。特にアトピー性皮膚炎の好発犬種では、保湿ケアが症状軽減に有効です。

3. 早期発見・早期治療 犬種特有の好発部位を毎日チェックし、赤み・かゆみ・フケなどの初期症状を見逃さないことが大切です。異常を発見したら、受診のタイミングを見極めて早めに動物病院を受診しましょう。

日頃から愛犬の皮膚状態を観察し、犬種特性に合わせたケアを継続することで、多くの皮膚トラブルは予防または軽減できます。

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