愛犬の肉球がカサカサになっていたり、ひび割れていたりしませんか?肉球は犬にとって非常に重要な器官であり、適切なケアをしないとさまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。
この記事では、犬の肉球がひび割れる原因から、おすすめの肉球クリーム🛒、正しいケア方法まで、獣医師監修の情報をもとに徹底解説します。毎日のケアで愛犬の肉球をぷにぷにに保つ方法を学びましょう。
犬の肉球の役割と構造を知ろう
肉球のケアを始める前に、まずは肉球がどのような役割を持っているのかを理解しましょう。アニコム損保の獣医師監修記事によると、肉球は犬にとって足を守るクッションであり、体温調節を行う器官でもあるとされています。

肉球は厚いケラチン層と、その下にある脂肪と結合組織のクッションで構成されています。Whole Dog Journalによると、この構造が衝撃を吸収し、粗い路面や冷たい路面から足を保護しています。
犬のグルーミングの一環として、肉球ケアを日常的に行うことが大切です。
肉球の構造と4つの重要な役割
犬の肉球には主に以下の種類があります:

1. デジタルパッド(指球) 各指の下にあるパッドで、衝撃を吸収し、トラクション(滑り止め)を提供し、歩行時の荷重分散を助けます。
2. メタカーパル/メタターサルパッド(掌球/足底球) 足の中央にある大きなハート型のパッドで、犬が歩いたり走ったりするときに体重の多くを支えます。骨を保護する脂肪組織と、冷たい・温かい・粗い路面から足を守る厚いケラチン層で構成されています。
3. カーパルパッド(手根球) 前肢にあるこのパッドは、ブレーキング、方向転換、下り坂でのコントロールを助けます。
つだ動物病院の獣医師解説によると、肉球には犬の体で唯一、汗を分泌する腺が存在します。肉球から汗をかくことで体温の調節を行い、発汗によって肉球を乾燥から守っています。
また、肉球は乳頭という突起状の構造物で覆われており、このスパイクのような表面構造のおかげで、地面との摩擦が生み出され、急な方向転換や急停止にも高い安定性を発揮します。
PMCに掲載された科学研究によると、犬は歩行時に体重の2〜3倍、最大で6倍もの力を肉球にかけることがあるとされています。これだけの負荷がかかる部位だからこそ、日頃のケアが重要なのです。
肉球がひび割れる5つの原因
なぜ犬の肉球はひび割れてしまうのでしょうか?PetMDの獣医師監修記事では、いくつかの主要な原因が挙げられています。ここでは、5つの代表的な原因を詳しく見ていきましょう。
1. 乾燥(冬場・暖房・床暖房)
特に冬場や乾燥した環境において、肉球が乾燥し、ひび割れが生じることがあります。乾燥した肉球は弾力性を失い、割れ目から細菌が侵入することで感染症のリスクが高まります。
乾燥による肉球の荒れは、以下のような要因で悪化します:
空気の乾燥:冬場の湿度低下
室内の暖房:温風による水分蒸発
床暖房:熱が直接肉球を刺激
特に高齢の犬は、皮膚全体の保湿力が低下しているため、冬場はひび割れや炎症が起こりやすくなります。
2. 高温のアスファルト(夏場の火傷)
夏のアスファルト🛒は想像以上の高温になります。気温が30度でも、アスファルトの表面温度は60度以上に達することがあり、肉球が数秒で火傷を起こすこともあります。
火傷をした皮膚は硬く乾燥し、ひび割れの原因にもなります。夏場の散歩は、早朝や夕方など涼しい時間帯を選ぶことが重要です。
手のひらを5秒間アスファルトに当てて熱いと感じたら、愛犬の散歩には危険なサインです。
3. 化学物質(融雪剤・洗剤)
冬場に道路に撒かれる融雪剤や、室内の床用洗剤なども肉球を刺激する原因になります。
融雪剤:塩化カルシウムなどが肉球を刺激し、乾燥や炎症を引き起こす
床用洗剤:化学成分が残留していると、犬が舐めたときに問題になることも
除草剤・農薬:散歩コースの芝生に使用されていることがある
散歩から帰ったら、必ず肉球を拭いて化学物質を取り除くようにしましょう。
4. 過度な洗浄
清潔を保とうとして、散歩後に毎回シャンプー🛒で足を洗うのは逆効果です。
室内飼いの場合、散歩から帰ると足を洗ったり、濡れたタオルなどで拭いたりすることで清潔を保とうとしますが、汚れと一緒に肉球の脂肪膜が失われ乾燥してしまうこともあります。
シャンプーの使用は週1回程度にとどめ、普段は濡らしたタオルで拭く程度にしましょう。
5. 加齢による代謝低下
加齢によって体の代謝機能が落ちると、汗腺の機能もいっしょに低下し、肉球の表面を薄く覆っている皮脂膜の形成が悪くなります。すると、肉球をバリアできずにどんどん水分が失われるようになり、乾燥状態から抜け出せなくなってしまいます。
シニア犬のケアでは、若い頃以上に肉球の保湿ケアが重要になります。7歳を超えたら、肉球クリームを習慣的に使うことを検討しましょう。
肉球クリームの選び方:3つのポイント
肉球クリームを選ぶ際は、以下の3つのポイントを押さえましょう。
舐めても安全な天然成分
犬は肉球を舐める習性があるため、口に入っても安全な成分で作られたクリームを選ぶことが重要です。ペトコトの獣医師監修記事によると、「食用成分のみを使用」や「舐めても安心」と明記された製品を選び、人工香料・着色料・防腐剤が含まれていないものを選ぶことが推奨されています。
安全で効果的な成分には以下のようなものがあります:
蜜蝋(ビーズワックス):天然の保護膜を形成
シアバター:深い保湿効果
馬油:浸透力が高く肌なじみが良い
オリーブオイル:天然のうるおい成分
ホホバオイル:皮膚への浸透力が高い
保湿力と持続性
LDKの製品比較によると、セラミドやヒアルロン酸を配合した製品は角質水分量を最大80%もアップさせる効果があるとされています。
保湿成分をチェックする際のポイント:
セラミド:肌のバリア機能を強化
ヒアルロン酸:水分を保持する力が高い
トレハロース:乾燥から肌を守る
ビタミンE:肌の健康を維持
ベタつきと香りの少なさ
犬によっては臭いやベタつきを嫌がる子もいます。無香料・無着色で、サラッとした使い心地のものを選ぶと、愛犬が嫌がりにくくなります。
ジェルタイプはベタつきが少なく、クリームタイプやバームタイプは保湿力が高いという特徴があります。愛犬の好みに合わせて選びましょう。
おすすめ肉球クリーム7選
実際に人気のある肉球クリーム🛒を、日本製と海外製に分けてご紹介します。
日本製おすすめ4選
1. ペティオ プレシャンテ 肉球ぷるぷるジェリー
保湿成分を多く配合しており、ベタつきが少ないジェルタイプ。ほぼ無臭なので犬が気になりにくいのが特徴です。LDKの比較テストでもベストバイに選ばれています。
2. DHC 犬用 国産 肉球ケアクリーム
オリーブバージンオイル、米由来セラミド、プレヒアルロン酸、トレハロースなど、食品にも使用されている成分だけで作られています。舐めても安心で、フローリングでの滑り防止効果もあります。
3. バロンシリーズ 肉球クリーム プレーン
蜜蝋とホホバオイルのみを使用した100%天然成分の肉球ケアクリーム。合成保存料、着色料、香料は一切使用していません。
4. わんどくりーむ
100%国産天然素材で作られた肉球ケアクリーム。ベースは高級スキンケアにも使用されている熊本産・高精製の馬油。成分は馬油・ミツロウ・ビタミンEの100%天然成分です。
海外製おすすめ3選
1. Musher's Secret
獣医師も推奨する長年の定番製品。通気性があり、冬の融雪剤や夏の熱いアスファルトから肉球を保護します。蜜蝋ベースで、極端な気候条件でも効果を発揮します。
2. Natural Dog Company Paw Soother
オーガニック成分を使用した肉球バーム。ひび割れた肉球の修復に効果があり、缶タイプで持ち運びにも便利です。
3. Dermoscent Bio Balm
獣医師と皮膚科専門医が共同開発した製品。オーガニック成分で作られており、軽度の刺激やひび割れに効果があります。
正しい肉球クリームの塗り方
肉球クリームの効果を最大限に引き出すためには、正しい塗り方が重要です。
ステップ1:汚れを落とす
まずは肉球についた汚れをきれいに落としましょう。アニコムの獣医師監修記事によると、硬く絞った濡れタオルや、ペット用のウェットティッシュで優しく拭き取るのが基本です。
汚れがひどい場合は、ぬるま湯で洗い流しても構いませんが、シャンプーを毎回使うのは、かえって乾燥を招くので避けましょう。拭いた後は、必ず完全に乾かしてからクリームを塗ります。
ステップ2:適量を塗り込む
クリームの量は、肉球1つにつき米粒大が目安です。人のハンドクリームと同じで、たっぷり塗るよりほんの少しを回数多く塗るのがコツです。
肉球だけでなく、指の間にも塗り込むようにしましょう。この部分も乾燥しやすく、トラブルが起きやすい場所です。
ステップ3:マッサージで浸透させる
優しくマッサージするようにクリームを塗り込みます。これにより、クリームが肌に浸透しやすくなるだけでなく、血行も促進されます。
マッサージは愛犬とのコミュニケーションの良い機会にもなります。リラックスした状態で、愛犬との絆を深めながらケアしましょう。
塗布後は、クリームが肌に浸透するまで5〜10分ほど舐めさせないようにするのが理想的です。おやつで気を紛らわせたり、靴下を履かせたりするのも効果的です。
季節別・肉球ケアのポイント
季節によって肉球が受けるダメージは異なります。それぞれの季節に合わせたケアを心がけましょう。
夏のケア:火傷防止と冷却
夏場は以下のポイントに注意しましょう:
散歩時間の調整
早朝(6〜7時)または夕方(18時以降)に散歩
アスファルトの温度を手で確認してから出発
日陰を歩くルートを選ぶ
犬用靴🛒の活用 熱いアスファルトから肉球を守るために、犬用の靴を活用するのも効果的です。
帰宅後のケア
肉球を濡れタオルで冷やす
保湿クリームで潤いを補給
赤みや腫れがないか確認
冬のケア:乾燥対策と保湿強化
つだ動物病院の解説によると、冬場は特に以下のケアが重要です:
室内環境の改善
加湿器で湿度を50〜60%に保つ
床暖房の温度を上げすぎない
愛犬の寝床を暖房の直風から離す
こまめな保湿
1日1〜2回の肉球クリーム塗布
特に散歩後と就寝前がおすすめ
指の間も忘れずにケア
融雪剤対策
散歩後は必ず肉球を拭く
犬用靴🛒や靴下で保護
ワセリンを塗ってからの散歩も効果的
犬用靴・靴下の活用法
犬用の靴や靴下は、肉球を物理的に保護する効果的な方法です。犬にやさしい住環境を整えることと合わせて、外出時の保護も検討しましょう。
靴・靴下のメリット
熱いアスファルトでの火傷防止
冬場の凍傷や融雪剤からの保護
ひび割れた肉球の回復期の保護
室内でのフローリング滑り防止
選び方のポイント
サイズ:肉球を紙の上に乗せて輪郭をなぞり、正確なサイズを測定
素材:通気性があり、防水性のあるもの
脱げにくさ:ベルクロやゴムバンドでしっかり固定できるもの
滑り止め:底面にグリップがあるもの
最初は室内で短時間から慣らし、徐々に外での使用に移行しましょう。
動物病院を受診すべきサイン
家庭でのケアだけでは対応できない場合もあります。PetMDの獣医師監修記事によると、以下のような症状が見られたら、早めに動物病院を受診しましょう。
すぐに受診が必要なケース
肉球から出血している
歩くのを嫌がるまたは足を引きずる
肉球に赤み・腫れ・熱感がある
膿や悪臭がする
足先をしつこく舐め続ける
慢性的な問題の可能性
ひび割れが繰り返し起こる場合、甲状腺機能低下症やアレルギー、クッシング症候群などの基礎疾患が隠れていることもあります。血液検査で原因を調べることをおすすめします。
愛犬の健康を守る病気予防の観点からも、肉球の状態を定期的にチェックする習慣をつけましょう。
治療には、感染がある場合は抗生物質(経口セファレキシンや注射コンベニア、外用ムピロシンなど)、炎症や痛みがある場合は抗炎症薬や鎮痛薬が処方されることがあります。
肉球ケアQ&A
よくある質問にお答えします。
Q1: 肉球クリーム🛒は毎日塗った方がいいですか?
A: 乾燥が気になる場合は毎日塗っても問題ありません。特に乾燥しやすい冬場や、シニア犬は毎日のケアがおすすめです。健康な肉球の場合は、週2〜3回程度でも十分です。
Q2: 人間用のハンドクリームを代用できますか?
A: おすすめしません。人間用の製品には、犬が舐めると有害な成分(香料、アルコール、特定の保湿剤など)が含まれていることがあります。必ず犬用の製品を使用してください。
Q3: 肉球のひび割れはどのくらいで治りますか?
A: 軽度のひび割れであれば、適切なケアを続けることで1〜2週間で改善が見られます。深いひび割れの場合は2〜3週間かかることもあります。改善が見られない場合は獣医師に相談しましょう。
Q4: 子犬にも肉球クリームは使えますか?
A: はい、天然成分100%の製品であれば子犬にも使用できます。ただし、子犬は特に舐めやすいので、舐めても安全な成分のものを選び、塗布後は少し注意して見守りましょう。
Q5: 肉球の間の毛は切った方がいいですか?
A: はい、肉球の間の毛が長いと汚れが溜まりやすく、滑りやすくなります。ペット用のバリカンで適度にカットするのがおすすめです。ハサミは危険なので避けましょう。
まとめ:毎日のケアで愛犬の肉球を守ろう
犬の肉球は、歩行や体温調節に欠かせない重要な器官です。ひび割れを防ぐためには、以下のポイントを心がけましょう:
肉球ケアの基本
原因を理解する:乾燥、高温、化学物質、過度な洗浄、加齢が主な原因
正しいクリームを選ぶ:天然成分、高保湿、低刺激のものを
正しく塗る:清潔にしてから、少量を優しくマッサージ
季節に合わせたケア:夏は火傷防止、冬は乾燥対策
異変に気づいたら受診:出血や腫れがあれば獣医師へ
グルーミングの基本として、肉球ケアを日常のルーティンに組み込むことで、愛犬の健康と快適さを守ることができます。
ぷにぷにで健康な肉球は、愛犬が元気に歩き回るための基盤です。今日から始められる肉球ケアで、愛犬との幸せな毎日を過ごしましょう!






