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犬のグルーミング:自宅でできるプロのケア

血を出さない!安全な爪切りのコツ

血を出さない!安全な爪切りのコツの画像

愛犬の爪切り🛒で「血が出てしまった…」という経験はありませんか?爪の中には血管と神経が通っているため、切りすぎると出血してしまいます。しかし、正しい知識とテクニックを身につければ、自宅でも安全に爪切りができます。

この記事では、自宅でできるグルーミングの一環として、犬の爪切りで出血させないための具体的なコツを獣医師監修の情報をもとに解説します。

犬の爪を切りすぎて出血してしまう原因

犬の爪の内部には「クイック」と呼ばれる血管と神経が通っています。たかつきユア動物病院の解説によると、このクイックを切ってしまうと出血し、犬に痛みを与えてしまいます。

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なぜ切りすぎてしまうのか

爪切りで出血してしまう主な原因は以下の3つです。

  • クイックの位置がわからない:特に黒い爪の場合、血管が見えにくい

  • 一度に大きく切りすぎる:少しずつ切らずに一気にカットしてしまう

  • 犬が動いてしまう爪切り🛒中に暴れて、予定より深く切ってしまう

一度出血を経験すると、犬は爪切りを嫌がるようになることが多いため、最初から安全に行うことが重要です。

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白い爪と黒い爪の見分け方と切り方

爪の色によってクイックの見つけ方が異なります。アニコム損保の獣医師監修記事では、爪の色に応じた切り方を詳しく解説しています。

白い爪の場合

白い爪を持つ犬は、比較的爪切りがしやすいです。

クイックの見つけ方:

  • 爪の根元付近を観察すると、薄いピンク色の部分が見える

  • このピンク色の部分がクイック(血管と神経)

  • 光に透かすとより見やすくなる

安全な切り方:

  • ピンク色の部分から2〜3mm手前で止める

  • ギリギリまで攻めず、余裕を持って切る

  • 最初は先端の尖った部分だけでも十分

黒い爪の場合

黒い爪は血管がまったく透けて見えないため、より慎重な対応が必要です。ワンクォールの獣医師監修ガイドによると、断面の変化を見ながら切り進めるのがポイントです。

断面の変化で判断する方法:

断面の状態意味対応
白くて乾燥している血管はまだ遠い切り進めてOK
白い層の中に別の層が見える血管が近づいている注意して少しずつ
透明で湿っている・光沢がある血管がすぐそばここで止める

黒い爪の場合は、爪先から1mm程度ずつ少しずつ切り進め、断面を確認しながら進めましょう。

安全な爪切りの具体的なテクニック

アイペット損保の解説では、犬が嫌がらない爪切りのコツが紹介されています。以下の方法を参考にしてください。

野菜の乱切りのように切る

爪を真横からスパッと切るのではなく、周囲から削ぎ切りするように切ると安全です。角を落とすように少しずつ切り進めることで、クイックに近づきすぎるリスクを減らせます。

爪の長さの目安

理想的な爪の長さは以下を参考にしてください。

  • 足を横から見て、肉球と同じ高さに爪先がくる程度

  • 犬が立った時に爪が床につかない長さ

  • フローリング🛒で歩いてカチャカチャ音がしない状態

成功させるためのコツ

  1. 一度に全部やらない:1本ずつ、2本ずつでOK

  2. タイミングを選ぶ:運動や遊びで疲れて少しうとうとしている時がベスト

  3. おやつ🛒を使う:1本切るごとにご褒美をあげながら行う

  4. 助手がいると安心:片手で体を支え、もう片手で肘や膝を固定すると安定する

爪切りの種類と選び方

爪切りにはいくつかの種類があり、犬のサイズや飼い主の経験に応じて選ぶことが大切です。コーナンTipsの獣医師監修記事では、道具選びのポイントが詳しく解説されています。

また、グルーミングツール10選では、爪切り以外の必須ケア用品も紹介していますので、合わせてご確認ください。

ギロチンタイプ

特徴:

  • プロのトリマーが業務で使用するタイプ

  • 穴に爪を通して刃で切断する

  • 切れ味が良く、素早く作業できる

向いている犬:

  • ダックスフンド、柴犬など中型犬以上

  • 爪がしっかりしている犬種

注意点: 軽い力でも切れてしまうため、爪切り🛒に不慣れな場合はおすすめしません。

ニッパータイプ

特徴:

  • ハサミのように使える

  • 切りたい部分を正確にカットできる

  • 手にフィットしやすく持ちやすい

向いている犬・人:

  • 初心者の飼い主

  • 小型犬〜中型犬

  • 巻き爪や曲がった爪を持つ犬

電動やすり(グラインダー)

特徴:

  • 爪を削って整えるタイプ

  • 少しずつ削れるため切りすぎの心配が少ない

  • 爪切りの後の仕上げにも使える

向いている犬:

  • 爪切りを極端に嫌がる犬

  • 爪切りの「パチン」という音や振動が苦手な犬

爪切りがダメでも電動タイプなら大丈夫という犬も多いので、試してみる価値があります。

出血してしまった時の正しい止血方法

万が一、クイックを切ってしまい出血した場合は、落ち着いて対処しましょう。PetMDの解説によると、以下の手順で止血できます。

基本の止血手順

  1. 清潔なティッシュやガーゼで圧迫

- 爪を覆い、横からつまむように数分間おさえる - 強く押しすぎず、適度な圧力をかける

  1. 止血剤を使用する

- 止血パウダー🛒(ベンゾカインと硫酸第二鉄配合)を爪の断面に直接つける - 痛みを和らげながら素早く止血できる

  1. 止血剤がない場合の代用品

- 小麦粉または片栗粉を爪の断面につける - 粉が血を吸収し、凝固を助ける

動物病院を受診すべき場合

以下の場合は、自宅での対処ではなく動物病院を受診してください。

  • 20分以上経っても出血が止まらない

  • 犬がひどく痛がっている、足を引きずっている

  • 爪がひどく割れている、爪の根元が傷ついている

  • 赤み、腫れ、膿などの感染兆候がある

爪切りの頻度と適切なタイミング

Petioの獣医師監修記事によると、爪切り🛒の頻度は犬の生活環境によって異なります。

頻度の目安

生活スタイル推奨頻度理由
外散歩が多い犬月1回アスファルトで自然に削れる
室内中心の犬月2回爪が削れにくい
シニア犬・運動量少ない犬月2〜3回爪が伸びやすい

切り時のサイン

  • フローリングを歩くとカチャカチャ音がする

  • 爪が地面についている

  • 爪が横に曲がってきた

放置するとどうなる?

爪を切らずに放置すると、クイック(血管)も一緒に伸びてしまいます。そうなると、短く切ろうとしても出血しやすくなり、悪循環に陥ります。定期的なケアが大切です。

子犬の初めてのグルーミングでは、早い段階から爪切り🛒に慣れさせる方法も解説しています。

どうしても怖い場合はプロに任せよう

自宅での爪切りがどうしても難しい場合は、無理せずプロに任せましょう。

プロに任せるメリット

  • 安全確実:経験豊富なスタッフが適切に処理

  • 犬のストレス軽減:手早く終わるため負担が少ない

  • 健康チェックも兼ねられる:動物病院なら定期健診と一緒に

依頼できる場所と料金目安

場所料金目安特徴
動物病院500〜1,500円健康チェックも可能
トリミングサロン500〜1,000円他のケアと合わせて
ペットショップ300〜800円手軽に利用できる

月に1回程度なので、動物病院で簡単な定期健診を兼ねて切ってもらうのもおすすめです。

グルーミング嫌いを克服させる方法では、徐々に爪切りに慣れさせていくトレーニング方法も紹介しています。

まとめ

犬の爪切りで血を出さないためのポイントを整理します。

安全な爪切りのチェックリスト

  • ☑️ 白い爪はピンク色の部分から2〜3mm手前で止める

  • ☑️ 黒い爪は断面が透明・湿ってきたら止める

  • ☑️ 一度に大きく切らず、少しずつ進める

  • ☑️ 犬が疲れているタイミングを選ぶ

  • ☑️ おやつ🛒を使ってポジティブな経験にする

  • ☑️ 止血剤を準備しておく

必要な準備物

  • 犬用爪切り(ギロチン・ニッパー・電動のいずれか)

  • 爪やすり(仕上げ用)

  • 止血剤または小麦粉・片栗粉

  • おやつ

  • 清潔なティッシュやガーゼ

爪切りは慣れれば自宅でも安全に行えます。最初は1本ずつから始めて、愛犬と一緒に少しずつ慣れていきましょう。どうしても難しい場合は、プロの力を借りることも大切なケアの選択肢です。

肉球ケアも合わせて行うと、愛犬の足元の健康を総合的にサポートできます。

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