ペット保険に加入していても、いざというときに保険金をスムーズに請求できなければ意味がありません。「保険金の請求って難しそう」「どんな書類が必要なの?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、ペット保険の保険金請求の流れと必要書類について、わかりやすく解説します。
ペット保険の2つの請求方法
ペット保険の保険金請求には、大きく分けて「窓口精算」と「後日精算」の2つの方法があります。アニコム損保の説明によると、保険会社や加入しているプランによって利用できる請求方法が異なります。

窓口精算(対応病院での精算)
窓口精算とは、人間の健康保険と同じように、動物病院🛒の窓口で保険証を提示し、自己負担分のみを支払う方法です。
メリット
その場で精算が完了する
後から書類を提出する手間がない
高額な治療費の立替が不要
請求漏れがない

デメリット
対応している動物病院でのみ利用可能
限られた保険会社のみが提供
対応病院が近くにない場合がある
窓口精算対応の主な保険会社
アニコム損保:全国約6,700の動物病院🛒
アイペット損保:全国約5,800の動物病院
日本ペット少短:一部の提携病院
後日精算(書面・Web請求)
後日精算とは、動物病院で全額を支払った後、保険会社に必要書類を提出して保険金を受け取る方法です。
メリット
すべての動物病院で利用可能
対応病院を探す必要がない
ほとんどの保険会社で利用できる
Web請求ならスマホで簡単
デメリット
一時的に治療費を全額立替える必要がある
書類の準備と提出の手間がかかる
保険金受取まで時間がかかる(通常30日以内)
請求を忘れることがある
後日精算の保険金請求の流れ
PS保険の解説によると、後日精算の一般的な流れは以下の通りです。
ステップ1:動物病院で治療を受ける
まず、かかりつけの動物病院や最寄りの動物病院でペットの治療を受けます。この際、治療費は全額自己負担で支払います。
注意点
領収書は必ず受け取る
診療明細書の発行を依頼する(病院によっては有料)
診断名を確認する
ステップ2:必要書類を準備する
保険金請求に必要な書類を揃えます。一般的に以下の書類が必要です:
基本的な必要書類
保険金請求書(保険会社所定の用紙)
診療明細書または領収書
診断書(保険会社によって必要な場合あり)
追加で必要になる場合がある書類
ワクチン接種証明書(感染症の場合)
血統書のコピー(遺伝性疾患の場合)
事故証明書(交通事故の場合)
ステップ3:保険会社に書類を提出する
準備した書類を保険会社に提出します。提出方法は保険会社によって異なります。
主な提出方法
Web請求:スマホ🛒やPCから写真をアップロード
郵送:書類を封筒に入れて郵送
FAX:一部の保険会社で対応
アプリ:専用アプリから請求
ステップ4:審査・確認
保険会社が提出された書類を審査します。
審査内容
補償対象の治療か
必要書類が揃っているか
記載内容に不備がないか
待機期間は過ぎているか
既往症ではないか
ステップ5:保険金の振込
審査が完了すると、指定した口座に保険金が振り込まれます。
振込までの期間 一般的に、書類到着後30日以内に振り込まれます。ただし、書類に不備があった場合や追加調査が必要な場合は、さらに時間がかかることがあります。
保険金請求に必要な書類の詳細
エイチ・エス損保の解説を参考に、必要書類について詳しく見ていきましょう。
1. 保険金請求書
保険会社が用意している専用の請求書です。
記入内容
契約者情報(氏名、住所、電話番号🛒)
ペット情報(名前、種類、年齢)
治療日・治療内容
請求金額
振込先口座情報
入手方法
保険会社のWebサイトからダウンロード
カスタマーセンターに連絡して郵送依頼
契約時に受け取った書類に同封
2. 診療明細書
動物病院が発行する、治療内容と費用の詳細が記載された書類です。
必要な記載事項
動物病院名・住所・電話番号
獣医師名
ペットの名前・種類
診療日
病名・症状
治療内容(診察、検査、処置、手術など)
各項目の金額
合計金額
診療明細書と領収書の違い
領収書:支払った金額の証明のみ
診療明細書:治療内容と金額の詳細が記載
多くの保険会社では、領収書だけでは請求できず、診療明細書が必要です。動物病院🛒によっては、診療明細書の発行に手数料(300~1,000円程度)がかかる場合があります。
3. 診断書
病状の詳細や治療の必要性を証明する書類です。
診断書が必要なケース
高額な手術を行った場合
継続的な治療が必要な慢性疾患の場合
保険会社が詳細な確認が必要と判断した場合
診断書の発行費用は、通常3,000~5,000円程度かかります。保険金請求のために診断書が必要かどうかは、事前に保険会社に確認しましょう。
保険会社別の請求方法の違い
主要なペット保険会社の請求方法を比較します。
| 保険会社 | 窓口精算 | Web請求 | 郵送請求 | アプリ請求 |
|---|---|---|---|---|
| アニコム損保 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| アイペット損保 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| PS保険 | × | ○ | ○ | × |
| FPC | × | ○ | ○ | × |
| 楽天ペット保険 | × | ○ | ○ | × |
| ペット&ファミリー | × | ○ | ○ | ○ |
Web請求のメリット
ピクシーの比較記事によると、Web請求は以下のようなメリットがあります:
スマホで書類を撮影して送信するだけ
郵送の手間や切手代が不要
24時間いつでも請求可能
請求状況がリアルタイムで確認できる
書類の紛失リスクがない
保険金請求の期限
保険金請求には期限があります。期限を過ぎると請求できなくなるため、注意が必要です。
保険会社別の請求期限
| 保険会社 | 請求期限 |
|---|---|
| アニコム損保 | 診療日の翌日から30日以内 |
| アイペット損保 | 診療日の翌日から60日以内 |
| PS保険 | 診療日の翌日から30日以内 |
| FPC | 診療日の翌日から90日以内 |
| 楽天ペット保険 | 診療日の翌日から3年以内 |
請求期限は保険会社によって大きく異なります。楽天ペット保険のように3年という長期間設定している会社もあれば、30日以内と短い会社もあります。
期限を過ぎてしまった場合
請求期限を過ぎてしまった場合でも、状況によっては保険会社が対応してくれることがあります。まずは保険会社に相談してみましょう。
相談時に説明すべきこと
なぜ期限内に請求できなかったのか
治療の詳細
診療明細書など証明書類があるか
保険金請求が却下されるケース
請求した保険金が支払われないことがあります。主な理由を理解しておきましょう。
1. 補償対象外の治療
以下のような治療は補償対象外です:
2. 待機期間中の発症
契約後の待機期間中に発症した病気は補償されません。
3. 既往症の治療
加入前から存在していた病気は補償対象外です。
4. 請求書類の不備
必要書類が不足していたり、記載内容に誤りがあると却下されることがあります。
5. 告知義務違反が判明
加入時に虚偽の申告をしていたことが判明した場合、契約が解除され、保険金も支払われません。
スムーズに保険金を請求するためのポイント
保険金請求をスムーズに行うための実践的なアドバイスをまとめます。
1. 対応病院を事前に確認する
窓口精算を利用したい場合は、事前に対応病院を確認しておきましょう。保険会社のWebサイトで検索できます。
2. 診療明細書は必ず受け取る
動物病院によっては、診療明細書を自動で発行しない場合があります。必ず「診療明細書をください」と伝えましょう。
3. 治療内容をメモする
複数回通院する場合、治療内容をメモしておくと請求書の記入がスムーズです。
4. 書類はコピーを保管する
提出前に必ず書類のコピーまたは写真を保管しておきましょう。紛失や不備があった場合に役立ちます。
5. Web請求を活用する
郵送よりもWeb請求の方が手軽で、処理も早い傾向にあります。
6. 請求はこまめに行う
治療のたびに請求を行えば、請求漏れを防げます。まとめて請求しようとすると、期限を過ぎたり、書類を紛失したりするリスクがあります。
7. 不明点は保険会社に確認する
「この治療は補償されるか」「この書類で請求できるか」など、不明点があれば事前に保険会社に確認しましょう。
まとめ:保険金請求は難しくない
ペット保険の保険金請求について、この記事のポイントをまとめます:
2つの請求方法:窓口精算と後日精算がある
必要書類は3つ:請求書、診療明細書、診断書(場合により)
請求期限に注意:30日~3年と保険会社で異なる
Web請求が便利:スマホで簡単に請求可能
請求はこまめに:溜め込まず、治療のたびに請求する
ペット保険の保険金請求は、手順を理解していれば決して難しくありません。ペット保険の基本的な仕組みを理解した上で、いざというときにスムーズに請求できるよう、この記事を参考にしてください。
また、加入を検討している方は、請求方法の簡便さも保険選びの重要なポイントです。保険会社を比較する際には、窓口精算の有無やWeb請求の使いやすさもチェック🛒しましょう。
大切なペットのために加入した保険を、いざというときに確実に活用できるよう、保険金請求の流れをしっかり把握しておきましょう。






